- Amazon.co.jp ・マンガ (210ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088804736
作品紹介・あらすじ
悠斗との死闘の末、己の無力さを痛感したろくろと紅緒。二人は悠斗が向かったという最前線たる土御門島へ行くことを決意する。だが有馬に力不足を指摘され、修行を始めることに。2年の時が流れ、力を付けたろくろを審査する為、彼の前に現れた人物とは…!?
感想・レビュー・書評
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主人公達は工事業者の依頼を受けて廃ビルでケガレを戦う(助野嘉昭『双星の陰陽師 6』)。ケガレが工事を邪魔していた。超常的なものによる工事の妨害は『平成狸合戦ぽんぽこ』や椎名高志『GS美神 極楽大作戦!!』と重なる。これらの作品では開発を人間側の身勝手とする視点を多かれ少なかれ有している。本作品ではケガレは祓われる対象という単純な図式であり、面白みがない。
業者は口が悪いが、身内からは慕われているという設定である。このような人物が実は昭和的な悪玉になる。表面的な口の悪さに傷つけられた人がどれだけいるか。吉本興業ホールディングスの岡本昭彦社長のパワハラ正当化「冗談のつもり」と同じく21世紀には通用しない(林田力「吉本興業ホールディングスの岡本昭彦社長」ALIS 2019年7月28日)。身内から慕われているという点も内部と外部で不公正な差別をしていたことの裏返しではないか。このような人物でも助けなければならないだろうが、わざわざ描く意味があるだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
もうすっかり足はいいのね。
ろくろ君の腕もそうだけど、通常じゃ生身と区別つかないのね。
清弦さんの腕はそのままだから、やはりすごく特別な方法ということよね。