彼方のアストラ 4 (ジャンプコミックス)

著者 :
  • 集英社
4.53
  • (86)
  • (39)
  • (13)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 769
感想 : 31
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088811444

作品紹介・あらすじ

惑星イクリスに存在した「もう1機の」アストラ号。果たして、絶望から一行を救い出す「方舟」となるのか…!? わずかな望みを繋ぎ、故郷への帰還を諦めないメンバーたち。そんな彼らに共通して秘められた、出生をめぐる戦慄の事実とは…!?

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 物語も終盤に差し掛かり益々面白い!


    もう一隻の「アストラ号」。
    艦内人工冬眠装置内に残っていた乗組員・ポリーナ。
    彼女はこの艦を「アーク6号」と呼ぶ。
    12年前に地球に何らかの危機が迫っていたようだ。

    ザックの父の研究「記憶移植」とは。

    キトリーとフニシアのDNA鑑定結果より導き出された衝撃の予測。
    自分達が親らのクローン体であると。
    自分達は親らが記憶を移し替える先の器であり、目的は親達の実質的な「若返り」にあると。

    新たなる帰還の目的は「自分になる」事。
    実に壮大な物語。

    尚、ここでもまだシャルスとアリエスの存在が微妙。

    ♯37ラスト、もはや何度目かわからないくらいの衝撃。カナタ達とポリーナの母星に関する食い違い。

    確かにポリーナの宇宙服は地球製と言われて納得だが、たった12年でクラストスーツ並に進化するかと考えると違和感。

    物語はクライマックスへ。

    ブクログをつける為に久々、何回目かの読み返しだがやっぱり面白い!

    カバー下・熱湯風呂には笑った。


    3刷
    2022.1.16

  • だいぶ前に読んでメモしてあった感想を放出。
    時事に絡む内容は古いかも。

    漫画喫茶で読みました。

    惑星イクリスでポリーナさんと合流からイクリス脱出まで。

    この巻、
     アストラ号の同型艦が不時着している
     アストラ号がブロック単位で分離・結合できる
     アストラ号と不時着していた同型艦の壊れた箇所が被っていない
    という不幸中の強運に恵まれている。
    これを御都合主義と捉えるか、このくらいの運は持ち合わせてないと宇宙遭難からの帰還なんて無理だろうと考えられるかで SF に対する楽しめ度合が違ってくると思う。

    ポリーナさんの透け乳首!!
    ここで大人の女性投入ってマジで『十五少年漂流記』っぽいなぁ。
    そして世界の謎の片鱗が。
    クローンであることが判明したり、地球が未知の星であることが判明したり、かなり重要な巻。
    (だけど今までで一番薄い巻。)

    この辺りの展開はちょっとハラハラした。
    帰れる算段がないのに帰れる望みに掛けて人工冬眠した人を起こして良いのだろうか?とか。
    まぁ、アストラ号にも冬眠装置あるから、カナタの言うように何なら再び冬眠してもらうのも手なのか。

    そしてザックとキトリーの婚約。
    ああ!!もう!!
    ザック漢前やな!!

    DNA を調べる機械まで積んでるとか設備が充実しすぎでは?とも思うけど、移民可能な惑星を探索するっていう目的を考えたら不思議ではないのか。
    記憶の移植は遺伝子的に同じじゃないと厳しいって話だけど、遺伝子操作されてるルカって記憶移植の素材として問題ないんだろうか?
    あと、記憶の複製移植だろうから元の身体に人格残るんじゃないの?
    古い身体に残された意識は普通に年老いていくのだと思うのだけど、同じ記憶を持っている自分と同じ存在が生きてるからセーフなんて割り切れるもんなんだろうか?



    ポリーナさん28歳なのか。
    ロシア女性って少女の頃は絶世の美少女だけど歳を取ると化け物になるって有名なのに美人なままなのスゴい。

  • 衝撃的な展開(人工冬眠お姉さん)
    衝撃的な展開(キトリーとおザックさん)
    衝撃的な展開(このメンバーの共通点)
    衝撃的な展開(母星)

    すごい気になる引きで四巻終わった

  • 惑星イクリスに存在した「もう1機の」アストラ号。果たして、絶望から一行を救い出す「方舟(アーク)」となるのか…!? わずかな望みを繋ぎ、故郷への帰還を諦めないメンバーたち。そんな彼らに共通して秘められた、出生をめぐる戦慄の事実とは…!?

    第四惑星で事故に会い、絶望感満載だったけど、同型の宇宙船と遭遇して奇跡の復活。おまけにコールドスリープで救助を待っていたポリーナさんの登場で一気に話が加速した。
    2063年でそんなに驚くって何なの?気になるわ。
    そんで私も思ってたけど、キトリーとフニが似すぎてるというポリ姉の指摘からの怒濤の真実。まさか全員が親達のクローンだったなんて…超展開なんですが。そういえば親側の会話でDNAの法案がどうのってちらっと話してたな。よく練られた話だ。宇宙の旅ですでにSFだったけど、クローンや記憶の上書きによる若返りとか…さらにSFしてきたな。
    合間にザックとキトリーの惚気話が入ったりして閑話休題してるのも面白い。というか開き直ったザック面白すぎだろ。
    そしてそんな明るいノリからの、最後にぶっ込んできた母星のミスリード。ポリ姉同様ゾクッとしたわ。

  • 冷凍睡眠、結婚、クローンと立て続けにサプライズが巻き起こる4巻。
    しかし、何が何でもここでの一番の衝撃は地球。

    いや、確かに言ってないけど、言ってなかったと思うけど、まじですか?
    となると、ポリ姉はどこから来たのか?西暦がたまたま整合するような近いところだっただけですか?平行世界?それとも、神父スタンドのように1周した世界?

    いや、目的地のミスリードだけで、ここまで先が見えなくなるとは。先が見たくなるとは。クローンの時点で、かなりの衝撃だったけども、どうなってるのこの世界?

    手掛かりは、ポリ姉が秘密にしている大事件なんでしょう。その危機から逃れるための調査だったと思うんだよね、ポリ姉たちは。
    さて、どうなることやら。どうなってることやら。

  • ジャンプ+の無料公開で読んであまりの面白さにその日のうちに既刊四冊を買ってしまった漫画。
    過酷な環境にいる筈なのに、登場人物がみんな明るくかわいくたくましいので重くなりすぎずに良い感じです。
    SFサバイバル冒険ものでありますが、この四巻からその趣向ががらりと変わるのでそこがたまらない快感でした。
    わたしは趣向が変わるということを知った上で読みはじめてしまったので、何も知らずにずっと追い掛けていた人達が大変に羨ましいです。あっ!?となっただろうなー。

    この作者さんの漫画はスケダンから読んでいて、ただ、スケダンは全体的にわたし向けではないなあとずっと思っていました。
    ただスケダンの本当に重要な話の部分はいつも驚くほど重くて真摯で、それは大好きだったので個人的な好き嫌いの判断が難しいとずっと思っていたのですが。
    個人的には苦手な要素が薄まって好きだった要素が濃くなったこの漫画に出会えてよかったなと思うばかりです。

  • 親父たちの陰謀は確定となってしまった。作風的には「子供たちの勘違いだった」って路線になるのかなーと思っていたのですが意外とハード。

    ただ、本作の謎はその世界観の域まで広がっている。
    ワープにより時間移動が発生していそうなあたりと、クローンなので成長したら親父たちと同じ外見になるあたり考えるとループものである可能性もありそう。

  • 最後でひっくり返った! アレ? だって宇宙船は同型機なのに!?

  • おぉ
    ラストページに驚いた
    登場人物達が登場人物同士だけでのミステリィはなく、
    読者が騙されていたような世界。
    もう一機の宇宙船とは
    全く違う世界?
    同じ船が
    違う星から?
    どういう世界なんだろう?
    ますます盛り上がってきました。

  • 薄々気付いてはいたが、やはりクルー全員はクローン。

    ポリーナお姉さんとの接触が、偶然なのか必然なのか。
    あと、刺客が誰か、本当にいるのかわからない。

全31件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1974年千葉県生まれ。元サラリーマンから脱サラし、約2年で漫画デビューを果たした。2005年『赤マルジャンプ』WINTER号から『レッサーパンダ・パペットショー』でデビュー。2007年『週刊少年ジャンプ』にて『SKET DANCE』の連載を開始し、人気作家となる。2010年、同作で第55回小学館漫画賞少年向け部門を受賞。2016年『少年ジャンプ+』で『彼方のアストラ』を連載し、「マンガ大賞2019」で大賞を受賞した。

篠原健太の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×