- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088816944
作品紹介・あらすじ
巌から自身の余命を告げられた日を境に夜凪は芝居に没入できなくなってしまう。様子を見かねた黒山の助言のおかげで巌が託した想いの意図を知り、劇団の仲間のために自分がすべきことを見つけ出す夜凪だった。しかし、舞台公演を前に巌の容態が急変して――。
感想・レビュー・書評
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舞台「銀河鉄道の夜」の初演を控えて夜凪ちゃんは稽古に集中できなくなってしまいます。それというのも監督の巌さんが夜凪ちゃんに試練を与え過ぎだと思います。しかしそれを乗り越えて成長する夜凪ちゃんは凄いです。そして舞台初日、今度は劇団のみんなに動揺を与える事が起きます。それでも頑張る劇団員は偉いですね。巻の後半では元大女優の息子である星アキラくんが思うように演技できなくなってしまい、そのまま次巻に続きます。
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タイトルが星アキラなのにそれを次巻に引くなんてズルああ早く続き読みたい
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表現力に優れた作家さんだなぁ。感情を揺さぶるのが上手い!場面ごとに明記されていなくても、何を伝えたいのかがわかる。ちゃんと登場人物一人一人の持っている背景を感じさせるような描き方をしている。
だから登場人物たちの葛藤がリアルに伝わってくるし、その存在や演技にも説得力があって引き込まれる。
それから、演劇ってアートなんだなぁと改めて感じた。演者のその場限りの熱量や感情が積み重なって創られていく、繊細なものだということが漫画を読んでいて伝わってきた。
ドラマや映画とは求められるものが全く違うということもわかった。ドラマや映画での芝居で求められるのは魅せる力。演劇で求められるのは共有させる力なんだと思う。 -
ついにはじまる舞台「銀河鉄道の夜」。しかし初日に巌裕次郎が危篤に。そんな中、幕が開く。まるでバトル漫画のような展開に息もつけません。はやく6巻が読みたい
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もしかしたら百合
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芝居シーンの説得力と表現力だけで文句なし。練習の段階じゃなくて本番になってキャラを掘り下げるエピソードを入れるのも新しい試みで面白い。
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末期がんを抱えた演出家・巌、
彼の死と想いに向き合い、揺れながらも伸びる夜凪。
ついに、舞台『銀河鉄道の夜』の幕が上がる…。
劇団員たちと巌の心の交流もさることながら、
今巻の注目はやはり巻タイトルにもなっているアキラ。
彼がこれから、この舞台を経てどう変わるのかが
大きな楽しみです。巌は?そして舞台はどうなるのか。
次巻が待ち遠しいですねー。