ぼくたちは勉強ができない 12 (ジャンプコミックス)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 323
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088818665

作品紹介・あらすじ

教育大学に進むと決めた成幸は、VIP推薦を蹴り勉強とバイトに明け暮れる。そんな折、桐須先生のフィギュア選手時代の動画がネットに流れ、大騒動に!?

感想・レビュー・書評

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  • 11巻に続く一人表紙バージョン!しかもここに来て真冬ですか!
    11巻で文乃の話が描かれた時は「これでもうルート確定じゃね?」と思ったものだけど、今回はそれ以上の内容。
    「俺は先生を幸せにしたいです」ってほぼプロポーズじゃないですかね?

    あれ程目指していたVIP推薦を蹴り、人に寄り添って教えられるような教職者を目指したいと明言した成幸。こうして成幸の行動に芯が伴ったことで、勉強を教わっている文乃達にも影響があったようで
    文乃達の影響で教職を目指そうと思った成幸。成幸に影響されてこれまで以上に勉強頑張ろうと決意する文乃達。良い好循環が生まれたようだね

    ただ、成幸はその選択に全く後悔がないわけじゃなくて。家族への申し訳無さがバイトや勉強の詰め込みに繋がってしまうわけか
    それをすぐに察して背中を押してくれるあしゅみー先輩はやっぱりいい先輩だなぁ……

    そして100話から始まるのは真冬の後悔についての物語。普通なら記念すべき100話目にはもっとおめでたいエピソードを書いたって良いだろうに。
    もしかして、これが人気投票1位を取った事による優遇だとでも言うのだろうか……

    フィギュアスケートに人生をかけていた真冬。しかし、その為には青春の学園生活を犠牲にする必要があって。
    彼女がフィギュアから教職に転向したのは学園生活をやり直したいという願望が有ったためか。
    高校時代の恩師のように生徒に寄り添いたいと奮闘した真冬。しかし、憧憬から選んだ在り方は真冬に失敗と後悔を経験させてしまう
    それによって真冬は今のように才能を重視する冷酷なタイプに変わったのか
    ある意味、彼女も進路に悩み支えを必要とした人間だったというわけだね。そしてその悩みは今も続いているわけで

    それは「人に寄り添って教えられるような教職者」を目指す成幸からすれば思わず支えたくなるような状態。
    だから、成幸は美春の協力を得つつスケートリンクに真冬を連れ出し彼女に個人レッスンを請おうとする。それは教える存在とフィギュアスケーターという在り方を両立させる方法
    ただ、スケートリンクを前にすれば真冬は自分の中にある後悔から目をそらすことはできなくなってしまう。そこに成幸が真冬最大の悔いを帳消しにするようにかつての教え子を引っ張り出すシーンは良かったなぁ

    憧憬であっても自分のしたことが間違いでないと知れた真冬。あれ程踏み込めなかったスケートリンクで舞い、更には遺恨在る母親とも話すことが出来た
    成幸に向けた晴れやかな笑顔は肩の荷が降りたことを示しているかのようだった

    もしかしたら、あの汚い自宅も単純に汚部屋キャラというだけでなくて、真冬のぐちゃぐちゃになった心を表していたのかもしれないなんて思ってしまった
    なら、何度もその部屋を訪れては散らかったあれやこれやを片付けてくれた成幸という存在は真冬にとってどれだけありがたい存在だったのだろうね


    そんな一大イベントの後に続くのは文乃達それぞれの個別エピソード。まあ、理珠の話はほぼ関城とのイチャイチャに終わってしまったけど。それを覆すかのようにラストのヤキモチ発言はインパクト有ったなぁ

    自分の気持を理解し始めた理珠、ファーストキスの相手が成幸であったと知った文乃、成幸を元気づけるためにかなり踏み込んだ発言をしたうるか
    真冬のエピソードはかなり力が入っていたように思えるけど、他のヒロイン達だって負けてない!と思えた所でまさかのラストですよ
    これが人気投票1位の実力か……!

  • 真冬センセの話はうるっと来ちゃった。
    みんな成幸のことを思ってそれに応えようとしてる姿も頑張ってるみんなもほんとかっこいいって思える

  • マンガ喫茶で読みました。

    やっぱ、あしゅみー先輩は良いなぁ。
    可愛い、マジ可愛いよロリ先輩。
    正直、メイン5人の中では成幸が一番幸せになれる相手だと思う。
    あしゅみーパパも素敵だしね。
    覗き癖が少々アレだけど。

    緒方に続いて武元の短パンの隙間からちょこっとパンツ。

    そして桐須先生回。
    実は中途半端だった先生の気持ち(教員とフィギュアスケート)にケリを付ける話。
    成幸からプロポーズしてるし、完全に他のキャラを突き放しにかかってる回。
    血は争えないって、ここに来てもしかして成幸パパって先生の恩師だったなんて設定ブチ込むつもりなんだろうか?

    先生の尻だと重すぎてフィギュアスケートって厳しいんじゃないかなぁ。
    あと、園子やんけ!

    関城さん回。
    関城さん可愛い。
    いちおう男子に裸を見せるのは理屈として分かってるから隠すけど、あまり深刻に考えてない(見られちゃったら見られちゃったで仕方がない)のが良い。
    よくある、裸なんて見られても平気でしょ?っていう天真爛漫に見せかけたアホなだけの娘とは次元が違う。
    接着剤で手がくっついちゃうとかはありがちだけど、トイレとかどうしたのだろうか。
    からの、緒方が覚醒の片鱗を見せる。

    古橋回。
    10年以上も製品が続いてるリップクリームってスゴいな。
    メンソレータムかよ。
    流石に10年前のは成分が変質してる可能性があるから使わない方が良いと思う。



    かと思ったら再び先生回。
    しかし、先生って(昔の) しずかちゃん 並に裸を覗かれてるね。

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