ヴィジランテ 8 ―僕のヒーローアカデミアILLEGALS― (ジャンプコミックス)

著者 : 別天荒人 古橋秀之

• 集英社 (2019年12月4日発売)

作品紹介・あらすじ

犯罪対策専門ヒーロー「イレイザーヘッド」。TVに出たり芸能っぽい活動はしないから存在すら知らない人も多く、初対面の印象は「THE・怖い人」(師匠とは違った怖さ)。でも、実際、一緒に行動してみると意外に「面倒見が良い人」だなって最近、思う…。

感想・レビュー・書評

[小鳥遊ひよのさんの感想 · 2023年11月4日]

飛行型爆弾ヴィランによって崩れゆく東京スカイエッグ！その運命を変えることはできるのか？！さらに、ヴィランに因縁を持つ男がここで奇襲をかける！

私情を挟むべきではないとわかりつつも、ツカウチはあのヒーローに助けを求める！今回は被害の規模的にも出動要請をしてもいい案件だと思う。それでもあの絶望の淵で「俺の妹を助けてくれ！」という真っ直ぐな心の叫びを伝えたからこそ、彼は何よりも早く駆けつけたんだろうね。警察やヒーローは公の存在ではある。だがその前に人間なのだ。心あってこそ、その力は誰かのために発揮される。

ここからヒゲ師匠と超速ヴィランの一騎打ちへ！いきなり狙撃でごあいさつとか最高。あのヘッドショットで仕留められていたらなあ。カラスは単なる偶然だったのかな？ここからの無個性ナックル師匠 VS 超速個性持ちヴィランのバトルが熱すぎる！オクロックに似た能力だからこそ、対策は万全！これまでヒーロー側を一方的に攻撃してきたヴィランに対して、能力なしの師匠が作戦でガン攻めするのは気持ちいい。あの作戦は痺れたわ。能力対策に毒ガス、電気、炎とかの物理現象に対してはどうなんだろう。最強に見えて、意外と抜け道があるのか？！

というめちゃくちゃいいところで、イレイザーヘッドこと相澤の過去編が始まる！プレゼント・マイクの山田と同級生だった頃、もう一人の親友がいた。その白雲朧と山田と三人で、いずれは独立して事務所を始める！そんな熱い青春時代に、少しずつ雨の影が忍び寄って──。本編を知っていると、ここの話がどうなるか気になるところ。というか、外伝でこんなにガッツリ過去編やっちゃうんだ！とびっくりした。

[mjgugさんの感想 · 2020年2月24日]

オールマイトの規格外さデタラメすぎるけど、その力強さと安心感が描写されるほど、本編で平和の象徴を失った絶望感がより増すなぁ。 相沢先生の過去、本編とリンクしてて先が気になるし、現在はいない白雲はどこへ…？