ぼくたちは勉強ができない 16 (ジャンプコミックス)

著者 :
  • 集英社
4.07
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本棚登録 : 251
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088822532

作品紹介・あらすじ

2月、皆がチョコを贈るVD! だがうるかは、過去一度も成幸にチョコを渡せたことがなく!? そして、ついにできない娘達は、大学受験本番の時を迎え――!!

感想・レビュー・書評

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  • マンガ喫茶で読みました。

    マルチエンディングの採用で話題になったこの漫画。
    うるかルート完結巻と思ってたから「うるかエンド巻なのに表紙が思いっきり先生っていうのは何かの冗談なのか?」って思ったらもう1巻あるのか。
    連載は緒方編に突入してるのでコミック丸々1冊分残ってることになるのに何で早々に出さないんだろう?

    てか、うるかエンドに繋がる世界線にしては他ヒロインの本気描写が多すぎない?
    やっぱ途中でマルチエンドに方針転換したんじゃないかなぁ。
    ちなみに分岐点は学園祭の花火らしいから8巻・・・え?前すぎない?

    あのタイミングで跳び箱の中に入るのって無理くない?
    1段目を持ち上げながら中に入って、持ち上げながらしゃがんで・・・いや、やっぱ無理でしょ。
    てか、ブラチラ、ブラモロ(スポブラ)の完全解禁?

    緒方っぱいの擬音は「ぼとぅぷんっ」。
    節分回の悪魔的緒方とか、覚醒した緒方ってすっごい好きなんだけど、世間では人気ないんだよなぁ。

  • センター試験が終わり、物語が終盤に入る中で描かれるのはそれぞれのヒロインに再び焦点を当てるような話
    それもただスポットライトで照らすだけでなく、それぞれのヒロインが成幸に対してどう想っているかをクローズアップするような展開は好み

    問133から始まるそれぞれのお話では触れたい部分が沢山ありすぎてしまって各話ごとに感想を書きたくなるね
    とりあえず大まかに触れるとしたら、自分の青春は間違っていないどころか終わっていないのではないかと考える真冬とか、あすみにプロポーズ紛いの発言をしてしまう成幸とか、催眠に掛かったふりして成幸に甘える理珠とか、触れたくなる部分が多すぎるね!
    どの話にしてもここから個別エンドに発展してもおかしくないような展開になっている

    更にそこに続くのが文乃の話。いや~これはかなりインパクトのある話でしたな
    最初期からダブルヒロインの双璧をなす存在として登場しながらも、以前から成幸に恋心を抱くうるかの登場やもう一人のヒロインの理珠が成幸に一足先に想いを寄せるようになって一歩引いた立場になってしまった文乃
    それでも、というかそんな立場になったからこそ成幸と心の距離を詰めるようなエピソードも多く、15巻の段階では言い逃れが出来ないほどもう心は決まっちゃってるんじゃないのかい?と言いたくなるくらい文乃の想いは少しずつ形を持ち始めてきていたわけだけど……
    問136で描かれたのは文乃が恋心をどうしようもなく自覚してしまう話
    これまでは自分の心が何かしらの反応を示しても理性によってそれを押さえつけてきたわけなんだけど、二人の定番スポットとなった校舎裏のスペースで語られる思い出、共通項、そして成幸の配慮
    その直後に文乃から飛び出た言葉は理性も本能も置き去りにした言葉で……。だからこそ、もう言い訳なんて出来ない本当の想い
    これはジャンプラブコメ史に新たな歴史を刻むかのような告白シーンだったのではなかろうか?
    ただ、文乃にとって不幸だったのは自覚するのがあまりに遅すぎた点なのだ……

    問137と138はバレンタイン回。全体回のように感じられるけど、終わってみればうるかの担当回
    成幸がやっすいポケチョコを好きだなんてどんな好みさ!?と最初は突っ込んでしまったけど、終わってみれば上手い構成だと思える作り
    この「味」を一番好きということは成幸の中で気持ちが固まる土台はとっくの昔に出来上がっていたんだろうなぁ……

    そして問139から描かれる入試本番とその結果
    本作はこの瞬間を描くために始まったのだと思えば感慨深いものがあるね
    一冊のノートから始まった成幸たちの関係。それが特定分野の勉強がダメダメだった彼女らに大きな力を与える源泉となっていったことを考えればうるかが面接で言ったように4人の少女達にとって成幸が何度も作ってくれたノートがどれほど力になったことか……
    でも、ノートから始まった関係性と言えば、うるかと成幸の間でノートの遣り取りが始まったのはもっと前でそれも受験対策ではなかったわけで……
    思えば本作においてうるかというヒロインは最初からずっと特別な立ち位置に居たわけだね

    遂に想いを直接伝えたうるか。それに対して成幸はどう応えるのか……


    そういや、表紙は最終巻まで繋がってる感じですか?
    ぼく勉の表紙って基本は3人程度のヒロインが並んでいるものだったのが、個人ルートを含む11巻から単独表紙絵になったというのに、15巻ではうるかと成幸の二人であることが不思議だった。
    けど、16巻ラストの展開を見るに15巻は個別ルートなんて無くてもうるかの表紙は成幸と二人で映っていることが正しい状態だったということか
    となると、最終巻の表紙も……?

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