ダークギャザリング 8 (ジャンプコミックス)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 106
感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088828305

作品紹介・あらすじ

母親への恨みから無差別に呪いを振りまく少年の霊を捕らえる為、卒業生「魄啜繚乱弟切花魁」を呼び出した夜宵。触れた者の命を啜る呪いは、相手が強いほどに花魁をさらに煌めかせ、強力な霊現象を引き起こす。深い恨みの念を持つ花魁が悪霊に成り果てるに至った過去とは…? そして、少年の霊との戦いの結末は!?

感想・レビュー・書評

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  • これまで夜宵が披露した卒業生は例外なくヤバい性能を有していたのだけど、今回の花魁もその例に漏れないタイプだね!
    防御力が上がり攻撃速度も上がった水門の少年霊に対して、そのお株を奪うような戦いを披露してみせましたよ
    周囲の者を握り潰して肉団子にして吸収、更に厄介な攻撃を縦横無尽に仕掛ける少年霊。対して花魁も吸収と強化を織り交ぜたタイプか。ただし、少年霊が明確に対象への攻撃を必要とするのに対して、花魁は範囲攻撃。おまけに敵の弱体化を狙える効果も含むと言う対策も難しいレベルとは。前巻の時点ではどんな対抗策があるのかと思えた少年霊が為す術なくやられていく様は圧巻

    ただ、それだけ強ければ夜宵の支配下に大人しく置かれる状態を良しとする筈がないわけで。今回は卒業生相当の悪霊を別に用意していたことで何とかなったけど、不用意に花魁を使用すると夜宵達が痛い目に遭う事態も有り得そうだ

    少年霊との戦いの序盤であっさりと倒れた巫子、あれで完全に倒されていれば色々と厄介事は少なく済んだだろうに。生き残っていただけに留まらず、無関係の警察が何人も……
    これまでも恐ろしい力を持った悪霊は多数登場したけれど、得体のしれ無さという点においては巫子に成り代わっていた悪霊は群を抜いていそうだ


    主人公は小学生の女の子で悪霊退治をしている。こういったお題目であれば既にやっていそうだった学校の怪談ネタ。そういやこれまで全くやっていなかったっけ。それどころか、登校シーンも初登場?
    これまでヤバい悪霊ばかり相手にしていたものだから、なんだか怪しいゴスロリが居たとしても、こういう普通の学校風景が描かれるのは随分貴重な気がした……のだけど、これまで安全なエピソードなんて無かったように今回の探検も例外なくヤバい事になりそうで
    というか、学校の怪談ネタとして紹介された噂はどれも無害そうで何処にでも有りそうな話ばかりだったのに、その中に平然と超級にヤバいネタが混じってたんですけど……!最初は子供による理不尽なイジメとして始まった教師への迫害。それが子供の想像を超えた悲劇と復讐劇を呼び込んでしまった。それが時を超えて無関係の夜宵達に牙を剥くとは…

    夜宵と一緒に悪霊退治をする事が多かった螢多朗や詠子は必ず身代わりを備えていた。だからどんなにヤバい悪霊の攻撃を受けようと生き延びられた。けれど、今回の鬼ごっこに巻き込まれた友達にはそんな物ないわけで
    早速、一人犠牲になってしまった状況。これを夜宵はドロシーから警戒されること無くひっくり返せるのだろうか?

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