忘却バッテリー 12 (ジャンプコミックス)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088828879

作品紹介・あらすじ

西東京大会、決勝戦の観戦にやってきた小手指野球部。帝徳・氷河とも両校無得点のまま主導権を譲らない緊迫した攻防が繰り広げられる中、二つに分かれてしまった要の人格も脳内で争いが勃発!? 自分の意思で消えることができないと語る智将・要はもう一人の要に、ある条件を提示する…!

感想・レビュー・書評

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  • 監督が引きこもり!

  • まさかの帝徳。そして小手指は監督きて女子マネきてだんだん野球漫画になっていく(野球漫画ですね)。3年が出たら次は1年が入る。新たなメンバー。そして圭ちゃん本当にどうなるのかしら。

  • 帝徳が「波乱なし」で数ページで終わる甲子園、単行本で読んでも最高の演出 情緒の忙しい巻

  • 12巻にして、やっと女子が…!!

  • 面白かった

  •  要が智将と和解する12巻である。
     この巻では夏の甲子園に早々に蹴りをつけ、次なる物語に向けた大きな動きが見られている。
     マネージャーや監督、そして来年入るだろう後輩といった「来年の夏」に向けた準備編のプロローグといっていい巻だろう。

     氷川×帝徳の物語の片づけ方はさすがこの作品だろう。
     その結末に到るまで、徹底した「主人公の物語以外はすべて横道」であり、それは時に「主人公らのドラマに関与しなければ、試合もまた横道」ということですらある。
     それにしても、甲子園に出場した××(一応ネタバレに配慮して伏せることにする)の夏を見開き2Pで終わらせる構成には驚かされた。
     そこで因縁深き大阪陽盟高校なども顔を見せ、こちらでもまた来年の夏へと物語が繋げられているのが特徴的である。

     SNSでの悪意ある(あるいは悪意なき)声や、一般に語られないスポーツのデメリット。
     あるいは「小手指にとって監督がどんな役割を果たすか」など、興味深い記述も相変わらず多い。
     この作品らしい「不都合な現実」にスポットを当てる内容なども充実していた。
     不都合ではない部分でも、「後輩に尊敬されたい病」などは実にリアルで普通に笑ってしまった。あるある過ぎる。

     今回も文句なしに星五つで評価したい一巻である。
     主人公ベースで見れば大きな物語の動きはないが、要と智将の和解劇は印象深く、物語は大きなステップを踏んでいる。
     ダイナミックなストーリー展開は見事だし、内容も読ませるものだった。
     シンプルに面白かった。次巻もまた楽しみだ。

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著者プロフィール

『red hospice』で「四季賞2014年夏のコンテスト」準入選を受賞。「good!アフタヌーン」2015年2号読み切り『のらりーまんとにーと姉ちゃん』でデビュー。

「2017年 『ブタイゼミ(2)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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