- Amazon.co.jp ・マンガ (196ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088832050
作品紹介・あらすじ
京都の心霊スポット「Aダム」を訪れた夜宵たちだが、螢多朗は水上で霊に襲われ、夜宵も何者かに連れ去られてしまい、一行は散り散りに。暗闇で目を覚ました螢多朗は体から魂を切り離された状態で囚われており、周囲にも同様の男性たちの姿が。その中の一人が悪霊に精気を吸われる悲惨な光景を目にした螢多朗は…!?
感想・レビュー・書評
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#読了 #ダークギャザリング #漫画好き #読書好きな人と繋がりたい
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怪現象に巻き込まれれば毎度の如く命の危機に瀕する螢多朗だけど、今回ばかりは流石に危機感が半端なかったね…
魂は囚われ肉体は白骨化を待つだけ。周囲にはこれから螢多朗がどのような目に遭うか知らしめる存在がずらりと……
生きた心地がしないとはこの事か
直接的な攻撃力は高くなくても厄介度は高そうなAダムの霊。それを前に夜宵は「過渡期の御霊」を解放しますか
使い勝手は良くてもその名の通り過渡期である為にどこまで出来るか不明瞭な霊。搦手で攻め寄せるAダムの霊相手に何をするかと思えば摩訶不思議な陣形を披露したね。あれは平安京?「過渡期の御霊」はその時代に曰くのある亡霊なのだろうか?
幾つかの収穫を得て無事に帰還できたAダム。けど今まで以上に命の危機を覚える霊現象は流石に堪えるものだったようで
物語の序盤において「恐怖を愛している」と指摘された螢多朗であっても、命を失うかもしれない恐怖に打ち克つ事は難しい。その恐怖に打ち克って歩を進めようと思うならば、これまで以上の覚悟や動機づけが必要となる
ずっと螢多朗の隣に居続けてくれた詠子はあまりに重過ぎる感情を螢多朗に抱いているけど、それでも螢多朗を奮い立たせるには充分な存在。詠子への感謝、そしてデートの約束は螢多朗に前へ進み続ける活力を与えるものになったようで
そして次なるスポットは首塚大明神ですか。螢多朗が太鼓判を押し何の妨害もなく卒業生を安置できたものだから、今回は何も起こらず次のスポットへ迎えるかと思いきや……
ジャブ程度に廃屋の亡霊を映してからのあの見開きはマジで怖かったよ……
首の傷が消えたのは果たしてご利益なのか呪いなのか。詠子への殺意を抑えられず、謎の呪いに苦しむ螢多朗は詠子を傷つけずに今回の霊に立ち向かえるのか、そして詠子はそんな螢多朗を助けられるのだろうか?