- Amazon.co.jp ・マンガ (196ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088832951
作品紹介・あらすじ
殺意を感染させる謎の菌糸の呪いにかかってしまった螢多朗を助ける為、かつて男性が女性の首を切り裂く事件が多発していた場所を調べる夜宵たち。そこには裏切りの悲劇で死んだ男の怨嗟の念が満ちていて…。さらに、残された心霊スポットの攻略前に立ち寄った安倍晴明を祀った神社では、思わぬ出来事が…!?
感想・レビュー・書評
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#読了 #ダークギャザリング #漫画好き #読書好きな人と繋がりたい
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首塚大明神という曰くのある場所を舞台とした呪い破り、首塚大明神そのものに原因はないという事で肩透かし感が無かったわけじゃないけど、呪い破り中に明かされた元凶となった男の怨念がヤバすぎた……
30年に亘って騙され続け、愛する娘からの拒絶と妻の裏切り、その果ての虐殺…。下手したら本作随一で恨みの度合いが深い呪いだったんじゃなかろうか…
それだけに詠子がスッパリと呪いの元を壊した瞬間は安心すら有ったよ……
何処まで行っても悪霊によりピンチに陥る螢多朗達。特に京都入りしてからはその度合が段違い。だからこそ、晴明神社なんて別の意味で曰くがある場所で癒される描写が挟まれるとは思わなかったな
でも、それが何のイベントもないという意味にはならず、螢多朗のヤバさというか、人間離れした要素を強めるとは思わなかったけど
螢多朗に宿った前鬼・後鬼、普通のバトル漫画なら主人公の強化イベとして喜ぶ場面なのだけど、これを「ヌルくないかな…」と言っちゃう螢多朗ってなんなの……
恐怖を愛する主人公、その片鱗を久々に見た気がするよ……
攻略スポット第4段、F公園はこれまたヤバいタイプのオカルトスポットだったようで
早々に詠子が脱落し、現れたばかりの老婆霊は死神を吸収してパワーアップ。更には直視不能の呪い、戦力投入の不可。展開が早すぎてどう攻略してよいやら…
それでも老婆霊を倒そうと言うならリスク覚悟の作戦となるわけか
まあ、本作の場合、リスクを取るとなったらほぼ致命傷レベルのリスクとなるわけだけど
じわじわと追い詰めるでもなく、数瞬で追い詰められた螢多朗。助けを求める時間すら許されないと思われたタイミングで現れるのはもう一つの式神ですか
そこで後鬼の圧倒を許さない老婆霊も強いけど、身代わりにより擬似的な不死が重なった事でどうにか倒せたようで
こう見ると前鬼・後鬼の存在は螢多朗をかなり助けてくれるように思うけれど、果たしてあれは螢多朗にとって善い存在なのだろうか……?