ごほうびおひとり鮨 2 (ヤングジャンプコミックス)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088907383

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  • シリーズ、第二弾。
    実在の高級なお寿司屋さんを巡るグルメコミック。
    値段も飛び切り高いですが、とても美味しそうですね。

  • 『お酒は夫婦になってから』を読むと、美味しいカクテルを呑みたくなる
    『いぶり暮らし』を読むと、燻製に挑戦したくなる
    『桐谷さん、ちょそれ食うんすか!?』を読むと、ちょい危ない食材にチャレンジしたくなる
    なので、この『ごほうびおひとり鮨』を読んで、カウンターの御鮨屋さんに行きたくなってしまうのは、何ら不思議ではない
    読み手の衝動を刺激するだけの力が、間違いなく、これにはある
    回ってない鮨屋っつーと、妙に壁が高い気がしていたけど、この『ごほうびおひとり鮨』を読むと、そうでもないな、と思えてくる
    勿論、毎日は行けない。むしろ、毎日だと、ありがたみが薄まってしまう
    タイトルにもある通り、“ごほうび”だからこそ、良いんだろう
    仕事で良い結果を出せた自分への労いでもいいし、逆に、仕事でヘマしちゃった自分を励ます為でもいい
    寿司くらいで、テンションが上がるなんて貧乏舌だなぁ、と言われても気にしちゃいけない。むしろ、日本人が、ちょっと良いお鮨に気分が高揚しなくなったらヤバいだろう
    ストーリーの軸がブレないのが、とても、好感が持てる。変に恋愛ドラマが展開すると、きっと、食欲が減退してしまっていたな
    ただただ、お鮨の美味しさに、藍子さんがメロメロになる、ここがいいのだ
    そんな藍子さんの、飾らない、良い意味で素人感丸出しのリアクションも、読み手に鮨の美味しさを存分に伝えてくれている
    何と言うのか、食系のエッセイコミックを読んでいる気分にもなる。王嶋先生が、取材で恥を掻きまくりながらも、経験値を積んでいるからこそ、この魅力が生まれているのは間違いない
    どのお店も「行きたいなぁ」と思う名店ばかり。個人的に、興味が湧いたのは、十八喜目「鮨 一篠(後編)」で出た、アオヤギとコバシラの軍艦巻き。同じ貝でも、違う美味しさを引き出す、職人の腕が感じられそう。握り以外だと、十一喜目「鮨しら澤(前編)」の煮あわびだった。ただでさえ美味しいのが鮑。それを、鮑の出汁で煮るって、反則か、とツッコみたいレベル。こういう、歴史を感じさせる味が分かる大人になりたいもんだ
    この台詞を引用に選んだのは、おいおい、と思ってしまったので。こんな清々しい表情で言う事実じゃないだろうに。ただ、感心っつーか、尊敬に近いものはあった。自分が好き、極めたい事に、お金を惜しまず、気持ちよく使う、それはある意味、男らしさだ

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