- Amazon.co.jp ・マンガ (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088920245
作品紹介・あらすじ
答えのない問い───。善く生きるとはなんなのか。生徒と共に悩み、生徒と共に考える。生徒達が掴んだそれぞれの生き方のヒントとは───!?
生きづらさを抱えた生徒に“倫理"を通して寄り添う教師物語第6巻!!
感想・レビュー・書評
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生きづらさを抱えた生徒に倫理を通して寄り添う高柳先生。今回もジェンダー、ルッキズム、カウンセリング、欲望と理性、体罰と罪悪感など考えさせられるテーマばかり。ぼくも高柳先生の授業を受けたくなる。
「きれいな人」で登場した六本がカッコよかった。あんな暴言を言われた相手に謝るってなかなかできないよね。周りの人のことをそのままに受け入れているところも見習いたい。容姿で判断してしまう人間の本能を知った上で、知性の中で相手を知ろうとすることが大切なんだと感じた。沖津は登場当初からどんどん成長をしていって、見ていて楽しいね。
「なんで殺しちゃいけないの」は人間だれしも一度は通る大きなテーマだと思う。これは高柳先生が言った通り、最後の討論テーマになりそう。見ている感じだと、愛に飢えた欲求の裏返しなのかな。家庭環境も何かありそうで、今後も目が離せない。そして、カウンセラーの萱島がグイグイ来る!ジョジョに登場したら絶対にヤバいスタンド持ってそう(笑) 破壊的なんだけど、心理を見る目は確かという印象。カウンセリングはもうちょっと安くなったり、精神疾患がある人には保険適用になってくれたらありがたいなあ。学生や休職中の人にこの金額は厳しいからね…。
「恥ずかしい事」は高柳先生の慌てふためく顔が可愛かった。重い話の後だったから、余計に笑っちゃった。
「現代人に“自己肯定感”が低い人が多いのは 随分小さい頃から『社会に適合出来るように』と教育されているからかもしれない…」
「貴方の言っていた“神様”は…“貴方の神様”ではなく“貴方のお母さんの神様”な気がします…」
この説明がとてもわかりやすくてよかった。ぼくも自分の中に作り上げた親の価値観を絶対と思って自分を見失ってるところがあるなと感じた。
「期待と責任と…」で描かれる体罰被害者の姿も一筋縄ではいかない問題なんだなと。誠実で真面目、責任感が強い「本来なら変わらなくていい人」ほど、体罰を振るう側としては罪悪感を使って支配しやすいってことなんだろうね。そういう人が本当の意味でのキャプテンに適任だというのはなんとも皮肉。チームメイトと一緒に解決できたらいいね。 -
うーん、相変わらず面白い。ルッキズムって自分でも結構やってしまいがちなんだけど、どうしたらその考えから抜けられるのか。。
他にもいろいろ書きたいこともあるけど、とりあえず六本さん、見た目よりも、威圧的に見える態度がなんかどうなのと最初思ったら、めちゃくちゃいい人で、めちゃくちゃ大人だった…無神経な感じがあったけど、そうじゃないんだな -
新刊すごく楽しみにしてて仕事の合間の休憩時間に買って読んじゃいました笑
ゲシュタルト療法はじめて聞きました。自分の納得する答えに辿り着くにはやはりここまで徹底的にやってもらわないといけないみたいですね。8800円…それで生きやすくなるなら安いもんです。
自己肯定感の話も面白かったです。でもなかなか他者の眼(理性、神様)に振り回されないように生きるのは難しいと思う。でもいつかそんな自分自身をも支配できたらより善く生きれるんだろうなぁ。 -
殺しちゃいけないと分かっていてなぜ殺すのか。
根本的になんで人を殺しちゃだめなのか。
皆があまり考えないような疑問が題になってそれを考える。そして、新たな考えが生まれる。
やっぱりこの漫画を読んだことに対して間違いはなかった。 -
生徒と向き合うスクールカウンセリング。
学校の先生に負けないくらい大変で、神経が擦り減りそうな仕事だと感じた。 -
新しい生徒の顔ぶれにも愛着湧いてきたなあ。
教師ってのはそうやって生活してるんですものね。
一人エッチの話振られて戸惑ってる高柳先生のシーンはマジで櫻井孝宏で聞きたい見たい。 -
「なぜ人を殺してはいけないのか」この課題を話す皆が凄く良かった。
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竹田さん、堂々と相談できるのが凄い 笑
人間として当たり前でしょうがないことだとしてもなかなか受け入れ難いことってたくさんあるんだなあ。
先生が最後に見せた憂いの表情は過去に何かあったのだろうか。