かぐや様は告らせたい 28 ~天才たちの恋愛頭脳戦~ (ヤングジャンプコミックス)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088925349

作品紹介・あらすじ

「恋愛は告白した方が負けなのである!」
エリートの集う秀知院学園生徒会で出会った会長・白銀御行と副会長・四宮かぐや…。この両想いであるはずの天才2人が、互いに相手に惚れさせ、相手から告白させようと日常の全てで権謀術数の限りを尽くす、新感覚のラブコメ!!
…として始まった本作も7年半にわたる連載を続け、今巻が最終巻! 「白銀圭の最終回」「四条眞妃と柏木渚と田沼翼の最終回」「大仏こばちの最終回」「早坂愛の最終回」「伊井野ミコと石上優の最終回」「藤原千花の最終回」と、各キャラクターの“最終回”をお届け! そして、クライマックスは卒業式。かぐやと白銀が迎えるラストは…!?

感想・レビュー・書評

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  • 萌え系ラブコメかと思いきや、ドラマティックで、ウルトラロマンティックで、キレキレギャグ漫画で、かと思えば普通の高校生の成長で泣かせてくる、最高の青春群像劇だった!!!
    秀知院学園のみんなが大好きになった。かなりしっかり全ての伏線も回収されて満足。

  • 「恋愛は告白した方が負けなのである」
    ここから始まった大長編ラブコメもついに最終巻!主要キャラたちそれぞれが迎えた最終回を見せてくれる一冊。みんなの卒業式と、かぐやの笑顔はグッときた!

    圭の最終回で登場した母!いつかは対峙することになるはず──と思っていたら、意外とあっさり決着!というか、御行が母のインスタチェックしてるとか叙述トリック並みに初耳なんだが(笑) 圭の言葉はどれもぶっ刺さってくるなあ。
    「お母さんがそういう話をするべき相手は もっと早く 兄さんにだった筈なのよ」
    「私たちはもっと愚かで良いの 私たちに必要なのは学力でも将来でも無かった 欲しかったのはごく普通な母親の愛情だよ」
    家族という特別であるがゆえに、普通の愛情をかけられない。最善を尽くしていてもすれ違ってしまう。最善じゃなくてもいい。寄り添うだけでいいのにね。愛情という主観に、効率という客観をぶち込んだらこうなるよなと。でも、そんな環境下でも子どもたちはたくましく成長したのは、彼ら自身の努力と出会った仲間たちのおかげなんだよね。

    眞妃と渚、ミコと大仏のわだかまりも解消できてよかった。眞妃には幸せになってほしい!みんな成長が感じられる最終回でよかった。と思いきや、石上とミコとの間で勃発するどこかで見た覚えがある頭脳戦!白銀とかぐやとは違って、立場とか生徒会になった目的もあって一筋縄ではいかないような。石上が白銀の意志を継いでるところは胸が熱くなるね。

    「天才とは歪さを指す言葉だ」
    「才能の分だけ欠けてるのが人間だ 完璧な人間なんて居ない」
    白銀が出した答えも清々しかった。天才から普通になったかぐやと、普通から天才を目指す白銀。愚かだと言われようが、選ぶ道は自分で決めていい。その先に誰かの笑顔があれば最高だよね。それにしても、プロポーズを40歳目標にするのは止めとけー(笑)

    ウルロマから氷編あたりまでがやはり最高潮。四宮家の御家騒動がゴリ押し解決になってしまってどうなっちゃう?!と思ったけど、奇麗に畳んでくれてよかった。赤坂アカ先生、楽しい作品をありがとうございました!

  • 【あらすじ】
    「恋愛は告白した方が負けなのである!」
    エリートの集う秀知院学園生徒会で出会った会長・白銀御行と副会長・四宮かぐや…。この両想いであるはずの天才2人が、互いに相手に惚れさせ、相手から告白させようと日常の全てで権謀術数の限りを尽くす、新感覚のラブコメ!!
    …として始まった本作も7年半にわたる連載を続け、今巻が最終巻! 「白銀圭の最終回」「四条眞妃と柏木渚と田沼翼の最終回」「大仏こばちの最終回」「早坂愛の最終回」「伊井野ミコと石上優の最終回」「藤原千花の最終回」と、各キャラクターの“最終回”をお届け! そして、クライマックスは卒業式。かぐやと白銀が迎えるラストは…!?

    ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

    ギャグ回がかなり好きな作品でした。それだけに、私としては後半のシリアスな展開が長ったらしく感じてしまいました。最後、大団円で終わった感じは良かったですけどね!
    特に御行父が真顔で無茶苦茶やる回と、藤原書記が汚い手を使う(そして失敗する)回、御行がポンコツっぷりを発揮する回が面白かったです。

  • 最終巻。27巻からクライマックス後の登場人物のその後を描く。『かぐや様は告らせたい 26』は最終巻と言って良いくらいの盛り上がりがあった。しかし、登場人物達の語られなかった物語もある。それらを描いてくれることは贅沢である。

    久保帯人『BLEACH―ブリーチ―』も登場人物各々に物語がありそうであり、それらも読んでみたいと感じる作品である。しかし、『BLEACH』は主人公の黒崎一護の物語として、漫画では描かれなかった。小説で補完されている。

    登場人物の物語は藤原千花が最後である。千花の話はラーメン四天王編で終わりと思ったが、きちんとあった。千花の存在が面白い。千花の存在で物語が成り立っている面は大きい。主人公カップルに並ぶ重要人物である。

    『かぐや様は告らせたい』は途中からタイトルの「告らせたい」でも「恋愛頭脳戦」でもなくなってしまった。それでも面白いから素晴らしい。施川ユウキ『バーナード嬢曰く。』がバーナード嬢という設定が忘れ去られても、誰誰曰くという名言漫画でなくても面白いことと同じである。

    しかし、「伊井野ミコと石上優の最終回」では「告らせたい」や「恋愛頭脳戦」が伊井野ミコと石上優に引き継がれている。さらに主人公カップルも「プロポーズさせたい」の頭脳戦が続きそうである。

  • 大大大大大好きな作品の最終巻。
    ラブコメが主軸ではあるものの、所謂青春群像劇の終着点でありスタート地点。
    キャラ達の成長、関係の変化、気持ちの変化、生活環境の変化、それらを巧みに入り交ぜて描く赤坂アカ先生の作話能力の凄さにずっと度肝を抜かれっぱなしです。
    かぐや様関連作品は相当網羅してますがどれも最高という言葉が相応しい。この作品と出会えて幸せでした。でも最大の幸せは赤坂アカ先生という天才と同じ時代を生きられたことでしょう。
    最大限の感謝と賛辞をお伝えしたいです。

  • とうとう読み終わってしまった…

    めちゃくちゃいい終わり方だったのでは無いだろうか

    卒業式のシーンはかなりドラマティックで、最終回に相応しい感動的なものだった

    "告らせる"と言う戦は終わったが、また新たな
    "プロポーズさせる"という戦が始まってたのも、会長とかぐやらしいし

    石上、ミココンビも告らせる事に執着してるのも、納得のいく終わりだった

    あ〜面白かった

  • 完結してしまいました。

    スレ違いラブコメで他にはないテンポが好きな漫画でした。
    長く続いた漫画ではありましたが、
    色々な伏線やネタも回収しており、
    終わり方も良かったと思います。

    全体を通して満足です!

  • あー、終わっちゃった(T ^ T)グスン
    面白かったからもっと続いて、100巻ぐらいいってほしかったーーーーーーーー!!
    でも終わりサイコーだったから許す。

  • ついに完結。卒業式のシーンが青春ドラマしすぎててなんだか…な気もしますが読後はすがすがしい気分になりますね。

    28巻は登場人物それぞれの最終回が描かれていました。
    早坂の最終回では大人になったメンバーが登場したのはちょっと感慨深い。かぐやも夢に向かって頑張ってるっぽいし。

    石上くんの最終回はミコちゃんと進展するのかなぁと思っていたら…恋愛頭脳戦まで先輩から引き継いじゃうとは…でも結局どうなってるんだろう。最後まで分からなかった。

    そういえば石上くんとヒロアカの天喰くんとパリピ孔明のKABE太人のキャラが似ている気がする。

  • よい最終回だった。こうしてちゃんと色々な人物のエピローグを書いてくれたのはよかった。ストーリーのまとめ方としては、ものすごく丁寧で理路整然で良かった。

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著者プロフィール

1988年新潟県生まれ。漫画家兼イラストレーター。2011年に『電撃マオウ』で、『さよならピアノソナタ』のコミカライズ版の連載を担当。12年、ボーカロイド「IA -ARIA ON THE PLANETES-」のキャラクターデザインを担当する。13年には同誌で、「ib インスタントバレット」の連載を開始し、15年に連載を終了。同年『ミラクルジャンプ』で、『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』の連載を開始。その後、掲載誌を『週刊ヤングジャンプ』に移し、16年17号より連載。22年11月、 7年の連載期間を経て最終回を迎えた。20年、横槍メンゴとタッグを組み『【推しの子】』の連載を始動。同作は23年にアニメ化され、大ヒットとなる。

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