月光条例 (2) (少年サンデーコミックス)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091214690

感想・レビュー・書評

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  • けっこう、おとぎばなしの世界も詳細にしると楽しいのかもと思わせる1冊ですね。
    そして、藤田 和日郎。無理矢理のすばらしい解釈だ!!

  • 藤田先生らしい熱い展開。鉢かづき姫の決意、そして月光の決意。賭けるモノの大きさが、強さになる。藤田和日郎流の熱い冒険絵巻にこれからも大いに期待。

  • 最新刊。

  •  今回は一寸法師のお話がメイン。
     一寸法師の本来の話の理不尽さを、藤田先生の視点での解釈が熱いです。これからもこういった感じで続くのかな。

     そして次はシンデレラ!斬新なシンデレラが読めそうな予感でわくわくです〜。

  • ゲッちゃんが可愛くてしょうがない。

  • 実は、藤田先生作品は初めてです。絵柄になれるまでかかりそうです。しかしながら、ストーリーの作り方は、さすがにあっぱれです。途中でぐだぐだになる傾向がある作家さんだそうなので、警戒しておこうと思います(笑)

  • 今回は一寸法師と、シンデレラが途中まで収録されています。
    一寸法師はだだ泣きしました。
    藤田和日郎は、愛だの恋だの描くのが上手いなあ。
    あと、からくりサーカスの後半から伸びに伸びていた頭身が、ちょっと縮んで嬉しいですw

  • 2008/09/19購入。

  • 『マッチ売りの少女』が気に入らなくて正拳付きを(本に)食らわす作者が、とうとう本当に絵本にメガトンパンチを食らわす第2巻。
    作者にとってどうしても納得いかないおとぎ話に文字通り鉄槌を食らわして修正してしまうという話作りは、一歩間違えば作者の自己満ドリーム漫画だ……が、もちろんそんなわけもなく、まったくだ! 本当一寸法師は怒られてもしかたねえよ! と思える至極まっとうな目線なので自然に感情移入できる。作者のまっすぐさ勝ちだ。

    今回の金棒のデタラメ暴走早くも最終決戦レベルな破壊力は、もうメタ漫画的なギャグの域に来ている気がするが、これはもう深く考えずにそのデタラメな破壊力に(あまり深刻につきあわずに)「とんでもねー!」と驚き喜んでおけばいいのかな。
    月打が修正されれば現実の受けた被害がリセットされるという設定は、危機感が薄れる一方で毎回メチャクチャな破壊が見れてお得な設定でもある。人類が滅亡してもドラゴンボールで生き返すからとりあえずOK、とか言っちゃった孫悟空さんの心あたたまるエピソードを思い出しますね。

    しかしこれ、ここまでの設定を読むかぎり『御伽草子』の内容を月光らが書き換えちゃったということになるんだよな……なんとも先人の遺した文学に敬意があるんだかないんだかわからない話ではあるが、まあ『赤ずきんちゃん』なども本来はエログロ嗜虐趣味まるだしなバッドエンド物語だったと聞いているし(漫画で得た知識)、案外この世に残った物語は多くが月打されて修正を繰り返した結果の形であるのかもしれん。

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著者プロフィール

北海道旭川市出身。1964年生まれ。88年、『連絡船奇譚』(少年サンデー増刊号)でデビュー。少年サンデーに連載された『うしおととら』で91年に第37回小学館漫画賞、77年に第28回星雲賞コミック部門賞受賞。ダイナミックかつスピーディー、個性的ながらエンターテインメントに徹したその作風で、幅広い読者を魅了し続けている。他の代表作に『からくりサーカス』(少年サンデー)がある。

「2007年 『黒博物館 スプリンガルド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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