- Amazon.co.jp ・マンガ (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091235619
感想・レビュー・書評
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「うしおととら」等で有名な藤田和日郎の短編集。漫画家デビューのきっかけになった入選作「連絡船奇譚」や週刊少年サンデー初掲載作「メリーゴーランドへ!」など収録されていますが、マイベストは「夜に散歩しないかね」。悪夢の意味が解明されるシーンが印象的でミステリーとしての完成度が高いです。
「からくりの君」も世界観が独特でお気に入りです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
藤田和日郎先生の初期短篇集。
ノートの隅っこに「ふすま」の落書きが溢れかえるくらい『うしおととら』にハマり倒していた時期に発行された作品集なだけに、こちらも穴が開くほど読み込みました。
現在は『月光条例』を連載中ですが、藤田先生の作品はどれも本当にブレないというか、どーしてもコレが描きてえっていう“核”みたいなものがドカンと据えられていますよね。
だから、物語の舞台が日本だろうと中国だろうとイギリスだろうと、現代だろうと古代だろうと未来だろうと、すんなり藤田ワールドに身を委ねられるように思います。
若い頃は「からくりの君」が好きだったんですが、年取るにつれて「掌の歌」が沁みるようになってきました……。
【収録作品】
からくりの君/掌の歌/連絡船奇譚
メリーゴーランドへ!/夜に散歩しないかね(前・後編) -
読了。
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春日武彦『顔面考』の「顔カタログ」に、
少しだけ引用されていたんだけど、
それがインパクトのあるコマだったので、ずっと興味を持っていて、
レンタル版デジタルコミックで読みました。
絵もカッコイイし、最後にカタルシスも得られるし、
素晴らしい作品集――だというのは痛感したけど
……ごめんなさい、もう一息ハマり切れません(泣) -
藤田和日郎の作品は全部好き。短編集の内容もすべて面白い。力強い線とおどろおどろしい雰囲気は秀逸。
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フジタカの短編集そのいち
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ぐっと来る台詞が1話1話しっかり配置されているのがすごい。「にぎったまんまの手でも・・・柳の綿毛ぐらいならのるよなァ・・・。それで・・・十分なんじゃないかねえ・・・」とか「夜と対決してやろうと思ったんです」とか以下省略。藤田先生は化け物だと思います。
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藤田先生のダークでゴシック的な世界観を、少年漫画らしい爽やかな読後感で味わえます。
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『メリーゴーランドへ!』の
「ちっちゃな子の一生懸命の頼みもきけねーんなら
大人なんかやめっちまいなっ!」
ってセリフが藤田先生っぽくて良いです。