- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091245953
作品紹介・あらすじ
悲痛なる決意を胸に、アリス達は戦いへ…!
少しずつではあるが心を通わせ合うあづまと足立であったが、規格外の世界鬼・ギーガー特務官の襲来によって、絶対的な窮地に追い込まれてしまう。そんな二人を救いに現れたのは、三体のチェシャ鬼。彼らは、過去にアリス達によって倒された世界鬼達を操り、アリスを救いにやってきたのであった!!
一方、他のアリスメンバー達は、各々が自分たちの戦う理由を見い出し初めて…!?
【編集担当からのおすすめ情報】
今回の注目は掘り下げられていくアリス達の戦う理由、そして彼らの人生。特に、佐伯と宇藤のロマンスは必読です!! 岡部先生と担当が赤面しながら打合せをした39話を読んで、「あれ、この漫画って世界鬼?」と感じてください!!
今後益々熱い展開が続いていきますので、既刊と共に是非お手元に!!
感想・レビュー・書評
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表紙良いね
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掲載作品を全て読んでいる訳でないけれど、それでも、直感的に、この『世界鬼』って作品が裏少年サンデーの象徴、そのもののように思えてならない
ハッキリ言って、青少年には刺激が強すぎるだろ
心が軋む、凹む、とかレベルじゃなく、ジワジワと捩じり上げられていくのに、呻き声の一つも上げられないようになる
一巻から読んでいて思っていたが、この5巻を読んで、抱いていた違和感が強まった
何が正義なのか、誰が正義なのか、何処に正義を置けばいいのか、まるで判別が付かなくなる
下手でなく、あえて稚拙に描いているのか、と思われる独特の絵柄が、ストーリーの奥底に潜んでいる、静かすぎて、おぞましい狂気を質の高いモノに昇華させている
この巻では大きな秘密が明らかになりつつも、激しい戦闘は控えめ。けど、その分、この作品らしい危なっかしいヤバさを溜めている感じが相当にしており、次巻がどんだけ、それが炸裂するのか、想像するのも恐い
漫画として「面白い」を通り越した、人が本来なら覗きこんじゃいけない深いトコにある何かを浮き彫りにしてしまっている、異色かつ問題作だが、私としては邪道の正統を貫く、この『世界鬼』を支持する