今際の国のアリス (13) (少年サンデーコミックス)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 167
感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091254160

作品紹介・あらすじ

最も凶悪な「げぇむ」、「どくぼう」佳境!

一癖も二癖もあるメンバーが集った参加者に紛れた「はあとのじゃっく」を探し出し、疑心暗鬼の「げぇむ」を生き残るのは誰だ…? 予想だにしない「はあとのじゃっく」の正体、そして「げぇむ」の行方は、心理戦の絵札に相応しい、壮絶なる結末が待つ!! 更に、サンデー本誌に掲載された特別編・「すぺぇどのきんぐ」がいよいよ単行本掲載!! 最強の肉弾戦に挑むのはあの男…!!

【編集担当からのおすすめ情報】
最も凶悪な「げぇむ」という呼び名が相応しいこの「どくぼう」。信じられる他人は誰も居ない中で、疑心暗鬼の念には拍車がかかり、殺意が加速していく… 一瞬たりとも油断出来ぬ、緊迫の心理戦をお楽しみください!!

感想・レビュー・書評

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  • そんな自慢できるほど、ゲーム系の作品を読んでいる訳じゃないけど、私が知る限り、この『今際の国のアリス』のストーリーが最もエグい、と思う。騙し合い、言葉による駆け引き、流血表現、そんな陳腐な点じゃなく、全体が読み手の心を軋ませてくる
    『空が灰色だから』、『ちーちゃんはちょっと足りない』を代表作に持つ阿部共実先生と同じってコトはまず有り得ないにしろ、近いモノを視てしまっているんじゃないか、麻生先生、と不安になってしまうほど
    特に巻を跨いだ、今回のゲームは心理戦のハートのJ、「どくぼう」だったから余計に、ぷれいやぁらの疑心暗鬼と、生を繋ぐための足掻きが鬼気迫っていて、背中に寒いモノが這い上がった。さすが、絵札、これまでとは格が違うか
    ハートのJの正体、そして、この心理戦のクリアの仕方が凄まじかった
    そして、体力勝負の極致、スペードのKランク「さばいばる」がスタート
    死に場所を探すアグニ、生きられる場所を探すドードー、この真反対だけど、根っこは似ている二人が組む時、一人軍隊と表現しても大袈裟じゃない最強の男であるスペードのKに勝つ光明が見えるのか
    終盤に近づいても、まだまだ緊張感が高まっていく、ホントに凄い漫画
    この台詞を引用に選んだのは、他人を見下ろせる地位に辿り着いていない人間からすると、ぐうの音も出ないほど、自己中心的な強者だからこそ口に臆せず出せる理論だな、と思ったから。また、ぶっちゃけると、この台詞を引用にupするために、この感想を書いた部分が小さくない

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著者プロフィール

麻生羽呂 関西大学工学部生物工学科入学。大学5年次に中退、漫画家を志す。2005年『YUNGE!』でデビュー。2008年「週刊少年サンデー」にて、『呪法解禁!!ハイド&クローサー』を連載。代表作は『今際の国のアリス』、『ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』(ともに小学館)。

「2021年 『知るほど楽しい!パンク町田の ゆかい痛快!動物の子育ての世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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