漫画家本vol.14 高橋留美子本 (少年サンデーコミックススペシャル)
- 小学館 (2019年11月29日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091295309
作品紹介・あらすじ
漫画界の至宝・高橋留美子を徹底分析!!
【語り下ろしロングインタビュー】
聞き手/島田一志
【序文】
夏目房之介
【対談】
藤田和日郎×皆川亮二
【ゲスト】
近藤ようこ
中川いさみ
椎名高志
【トリビュート・イラストレーション】
イリヤ・クブシノブ
浅田弘幸
田島昭宇
あだち充
【作品論】
東雅夫
飯田耕一郎
藤津亮太
中野晴行
仲俣暁生
姫乃たま
タニグチリウイチ
浅野智哉
大矢知洋一
近藤哲也
【小特集】
最新作『MAO』を分析
【単行本未収録コミック掲載】
「なにもない部屋」
【リスト】
全著作リスト
単行本未収録作品リスト
感想・レビュー・書評
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色んな人のるーみっく愛を感じられる!
今まではらんまメインでるーみっくを楽しんできたけど、他の作品もちゃんと読んでみようかな。 -
漫画家本第14弾。言わずと知れた女性漫画家のレジェンド高橋留美子です。サンデーの三大看板の一人。あとはあだち充と青山剛昌。女性少年漫画家、と言った方がいいのかな。彼女に続いているのは荒川弘じゃないか、と思います。「女性」という括りを必要としない二人ですね。男の子の好むポイントを的確についてくる二人です。
高橋留美子が「萌え」よりで、荒川弘が「燃え」よりだと思う。強いて区分けするのであれば。意味ないけど。
高橋留美子というと、自分は「らんま」世代。乱馬とらんまと茜が中心になって繰り広げられるドタバタ劇は何度読んでも楽しい。オチは分かっていても、待ってましたで楽しめるのがいいです。
これだけ長く活躍されているので、デビュー後のどの世代でも、高橋作品だったらこの作品というのがあるのがすごいと思う。イマジネーションとバイタリティは圧倒的。
2019年発行の漫画家本。そのときには予想もしなかったけど、2022年に「うる星やつら」がリメイクアニメ化してます。どれだけ採算取れるコンテンツとして理解されているのか。まだ新作を描き続けているというのに。この勢いのまま「らんま」もリメイクしてくれないかなぁ、なんて期待してます。
同じく漫画家の椎名高志寄稿のエッセイから引用。
「この人はすごい修行をしたとか、自分に欠けている何かを手に入れるために頑張ったとかじゃないような気がする。狂気のような情熱で漫画に取り憑かれたり執着してるというのも違うように思う。なんかもっと、深くて自然な部分で漫画とつながってる。子供の頃からただ本当に素直に、無心に漫画が好きで、それを神様に愛でられているのかもしれないなあ」
この評価が一番しっくりくるんじゃないかな。
自分を表現するために心身を削って書いているような漫画家さんもいるだろうし、それを否定はしないけど(むしろ好きです)、自然体の凄さなんだと思います。
心身を削って書いていると思うのは日本橋ヨヲコです。
漫画家本とか最近読んだ細野不二彦の漫画とか、同じ業界から尊敬を集めている人たちって、その人自身も尊敬を集めているから、なんだか凄さのインフレみたくなっていてよくわからなくなってきます。どの人たちも偉大な先人で、尊敬と同時に越えるべき壁として存在しているんだなぁ、と思います。突き詰めたらどこに行き着くんだろう。手塚治虫かな、と思うけど神様は神様で、生涯現役バリバリで誰でもライバルしてそうだから、延々と尊敬と越えるべき壁のループは続くんだろうな、と思いますね。
考えたらキリがなさそうなので、楽しむことを第一に今日も読書しようと思います。 -
めぞん一刻、人魚の森、うる星やつら、らんま1/2、また読みたくなった
犬夜叉や境界のRINNE、MAOも読んでみよう
https://bo...
https://book.asahi.com/article/14596408