- Amazon.co.jp ・マンガ (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091304490
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『ケータイが落ちていた。』
偶然街でケータイを拾った桃香にメールが送られてくる。そのメールは桃香に語りかけてきて……。
『セブンピース』
角膜移植をしたくるみの元へ、「幸せ?」と尋ねる少年が現れる。
ケータイ……は、好きー。こういうお話はすごく好きですね。
も少し入り組ませて、も少し長かったらもっと良かったのに。いやでも、あんまり長くて間延びするのも微妙?
「生きてる間しか一緒にいられないんだよね」
っていうのがまずある筈だから、そこから外れちゃうと焦点もぶれちゃうかなぁ。
でも、感情のぐるぐるがもう少しあっても良かったなぁ、などなど。
ただ、セブンピースはそんなに……。何かお手軽感がちらっとよぎってしまって。うーん、何かイトコ君がかなり可哀想なんだな、これが。
いや、独りよがり具合はどっちもどっちな気がしたもので。 -
赤石路代の短編ミステリー。同時収録がセブンピース。
ある日、桃香は可愛いストラップのついたケータイを拾う。暇だった桃香が警察に届けてあげようと、拾ったらケータイが話しかけてきて……。
ケータイだけを軸に、こういうミステリーにもっていけるのは、巨匠のなせる技だね。思っていたよりは、きちんと読めた。ただちょっとそうだな……短さのせいか、一人一人の個性が希薄な感じがした。
セブンピースも……うーん。移植する人が幸せになる話、というスタンスはとても共感できる。でもメッセージそのものは、ちょっとマンネリなイメージだったかな。そんな感じ。
全体的に切り口が面白かっただけに、ちょっともったいない感じ。短編だから、仕方ないのかな -
全1巻。
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久々に赤石路代さんの赤石さんらしい短編集だった気がする。