- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091328304
感想・レビュー・書評
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フィギュアもの。
火事で両親を亡くしたりおんは北海道の美唄で祖父と暮らしていた。
お金がないりおんは、フィギュアをしている友人のみずもに教わり、どこにも所属せずにフィギュアをしている。
そんなりおんがみずもと出場した地方大会でペアで滑ったロミオとジュリエットを全日本ジュニア優勝選手の龍人親子に目をつけられ、スター選手への道が開かれる物語。
いわゆる天才ものに恋と嫉妬とトラウマが絡む。
ちゃおらしいティーン向けの雰囲気。
他、なぜか「アルペンローゼ」番外編の3作(隣に住むピアノの天才レオンと彼に嫉妬し憧れる少女と青年の物語「テンポ・ルバート-奪うが如く-」、美しい母と父の愛を感じられず反抗する少年アルフレードの物語14番目の奏鳴曲」、アルフレードの弟ランディの子供時代を描いた短編「天使にあった日」)、作者の子供時代から漫画家になるまでを描いた短編「青いガラス玉」の4編。
本編の作者によるあとがきや猫についてのミニページあり。
私が読んだ文庫版にはあとがきに作者が取材した野上由樹絵氏。
ティーン向けのフィギュアスケートものってだいたいペアを組むのが多いと感じていたけど、この作品は珍しくシングルだった。
天才ものだけど、どちらかというとヒロインへの嫉妬や初恋に重きが置かれている気がする。
ライトな感じに読める作品。
アルペンローゼ番外編は、アルペンローゼ自体を読んでいたらもっと楽しめたかも。
ドイツのナチスが台頭する時代もので、少年少女が主人公らしい、多感な葛藤をテーマにしたという感じ。
その時を過ぎてしまった私は相反する微妙な気持ちで読んだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
両親を亡くしたりおんは北海道で祖父と暮らしていた。幼馴染みにせがまれスケートをやっていたが、そこで才能を見いだされ……? な、話?
何というか、やりたい内容と長さがあってないんでないか?
というのが一読した印象。
りおんの天才っぷりを強調したいのかもしれないけれど、スポーツ物ならせめて多少は躓かせようよ、と。恋愛物にしたって嫉妬のひとつくらいさぁ。
もしくは両親の死のトラウマ?
結局どれもが中途半端になってる気がします。
フィギュア自体は漫画で読むの好きなんですけどねぇ……残念。 -
ワン・モア・ジャンプのファンで期待していたけど、打ち切られたっぽい終わり方が残念。
掲載誌の対象が小中学生だから、絵に古さを感じてアンケートの票が取れなかったのかな?
その掲載していた雑誌も無くなっちゃうし。。。
ちなみにりおんの故郷の美唄は隣町でよく行きます。
うちもだけど雪深い地域なんでグランドでスケート出来るのかな??
沼というとかなり遠いんですが・・・ -
「ワンモアジャンプ」大好きなのでけっこう期待して買ったのですが、
残念な感じでした。
1巻で終わらせるのには無理があるだろ、という内容。