- Amazon.co.jp ・マンガ (186ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091342041
作品紹介・あらすじ
プライベートアクトレスの志緒。今度の仕事は友人のいない女性の親友役。上京してくる両親に“しっかりした親友”を見せたいというものだ。依頼人と会って、志緒はびっくり。最近志緒のマンションの隣の部屋に越してきた、態度の悪い女性だったのだ。おまけに彼女が来てから、志緒の捨てたゴミが荒らされたり、イタズラ電話されたりと気味の悪いことばかり。彼女の親友役を立派に務めあげた後も、イタズラはどんどんエスカレートしていく。コンドームをぶちまけたり、住民のポストをこじ開けたり…。彼女を問い詰め、コンドームの件は白状させた志緒。だが、彼女が留守にした夜にも事件が! どうやら犯人はもう一人いる…・・ ●収録作品/P.A.
感想・レビュー・書評
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【ダリのいる部屋】
依頼:隣室の住人の友人のふり
【モナリザは微笑む】
依頼:死人の出た中学校への転校生のふり
【サロメの口づけ】
依頼:見合いから攫う恋人のふり(知臣)
演技派俳優と美人女優の隠し子である小早川志緒。彼女のアルバイトは、その天才的演技力で個人的に依頼された人間を演じるプライベートアクトレスだった、というお話……の4巻目。
ミステリ色が結構強いなぁという印象。十文字花菜の話があるせいかもですが。
……しかし、私もダリを部屋に飾る気にはなんない……。 -
「ダリのいる部屋」
しっかりした友達役を演じることになった志緒。隣人が挨拶にやってこないとつぶやく志緒はらしいというか…(笑)。自分となら同棲したいと言われたらちょっと嬉しいですよね。知臣も博学なのね。嫌がらせって気味悪いですよね。ちょっと怖がっていたものの、いざとなるとたくましい志緒。かっこいい!そしてやっぱり優しいな〜。
「モナリザは微笑む」(前編・後編)
学校での事故死に疑問を持つ両親からの依頼で、中学に潜りこむことになった志緒。役者やめたら生きていけないよと言ってくれる知臣がいてくれて、志緒は幸せものですね。そして十文字花菜の登場! 主犯のくせにさらっとかわしちゃうところが怖いです。普段通っている女子高でもそうだったけど、人気者ですね志緒。
カッコイイからわかる気がするけど…贔屓する先生って嫌ですね。どこにでもいるけれど…。
それにしても志緒は怖いものしらずだな。バイタリティーもすごいし…。
十文字花菜、侮れませんね。きっぱりと演劇やっていたでしょうと断言しちゃうなんて…バレなかったらもう少し上手くやれたかもしれないのに。どんな時でも手を抜かない志緒はなんかいいです。
でも“ケンカするならお部屋をかわれば!?”という言葉は迫力がありますね。めったに怒らない人が怒った時は怖いですからね。
あなたみたいな人見たことないと言いながらもキスしたのはどういうつもりなんでしょう? その場だけを楽しんでいるのか…? あたしは男のほうがいいとサラっと言えちゃう志緒はステキです。
花菜、だめなら殺しちゃおうかって笑顔で言うことじゃないだろう!でも10年で死亡事件が6件もあるってどう考えてもそれはおかしいでしょう。
それにしても志緒は何でもできるのね、花菜はそれを見てどう思ったのでしょう? 自分のほうに引きこんじゃう志緒の演技すごいなあ。宿題はわざと解かせたのかな? 嫌に挑戦的だし…だから志緒も白々しい芝居をしたのでしょうか? 花菜のような人を相手にしている時でも、本音を語るのは志緒らしいというか…きっとそれが普通なんでしょうね。“可哀想にな”なんて言って抱きしめるから花菜も殺すのをためらってしまったのでしょう。さりげなく真実を語らせちゃうのが上手いですね。罪を隠すためにまた罪を犯しても仕方がないのにね。
人の命を何だと思っているのでしょう! 自分のために殺すなんて最低です。
志緒は花菜の性格をよくつかんでいますね。上手く挑発して時間稼ぎするなんて。でも、オフィーリア役はまずかったかな? 花菜のことだから上手くやってどのみち釈放されると思うけど…。
志緒はダブりを理由に許さないと言っていますが、本当は気になっているんでしょうね。自分がどうにかしてあげたかったというか…。
「サロメの口づけ」
知臣の真面目なプロポーズから始まるこのお話。志緒が相手だからさらっと言えてしまうのかな? お互いに世界で1番自分に近い人間かもしれないと思っているんでしょうね。彼氏には迎えに来てもらいたい気もするけど、忙しくて来てくれないわよという志緒のほうがカッコイイ気がするな。
それだからこそ、誰かしかも同じ学校の子の彼氏役をしていたらムカつくでしょう。待っているところがすでに許してるって感じがするし、愛されてるな〜お互いに(笑)。結局は仲がいいし。
いくら演技でも、普段と違いベタぼれの役は辛いだろうな〜。
でも、必要とあればキスしちゃうなんてそれは危険でしょう。惚れるにきまってます。誤解させないように本当の彼女の話をしたんでしょうが、逆効果のような…。
嘘と知っていても最後まで演じきったのは知臣の精一杯の優しさだと思うんだけど…。