式の前日 (フラワーコミックス)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 696
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091345851

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で目に留まったから借りてみた。
    久しぶりに読んだなぁ漫画。
    一気に読んでしまったからうまく感想書けないけど、なんか良かったな。

  • あちこちで泣けると話題の本だったので手に取ってみた。
    泣けるって前評判の高い本て外すこととが多いんだけど。
    ・・・、いや~やられた。
    表題作、2回読んで2回とも泣いた。
    狙ってる感はありありなんだけど、漫画だしね許されるよね。
    この短さで起承転結があってオチも外さない。

    内容はどれもこれも死者と何らかの絡みがあるけど、けっして暗いわけじゃない。
    どちらかと言うと前向きな短編ばかりだ。
    サクッと読めて嫌みもなく誰かにお勧めしたくなる本。
    いいね、こういうの。

    個人的には「モノクロ兄弟」が結構好きかな。

  • あずさ2号が好き。ショートムービーのように余韻のある作品群。

  • 話の構成の巧い人だな。「起」「承」で、こんな感じの話なのかなと決めつけてしまうと、「転」「結」でその予想が見事にひっくり返される。6つの短編の半分はきょうだいがテーマに描かれているけど、個人的にはあまり入り込めなかった。好みは分かれるな~。読む前に期待しすぎちゃったなというところはあります。そんな中でも一番好きなのは「あずさ2号で再会」。予想の覆され方があまりに鮮やかで…!父と娘の関係の描き方にじわっときますね。
    この後に描かれた「さよならソルシエ」の原型のようなものがそこかしこに感じられました。

  • ふーしぎーな
    いーきもーの
    だーからー!



    はい。
    不思議なものです、女の子は!

    多くの感動の書評を読み
    日頃あまりコミックを読まない私も
    思わず本屋さんで
    手にとっちゃいました。

    『綺麗すぎるだろー!!』

    ってのが初回読みでの感想。

    逆に自分の汚れに落ち込んだり。

    だけど
    やっぱり
    何かを求めてる。

    “家族愛”
    “姉弟・兄弟・兄妹愛”
    “かかし?カラス?猫?愛”

    そう!
    愛だ!!

    2度目は
    卑屈な自分から
    素直な自分で読み終え
    …涙が溢れた。

    きっとこうして
    何度も何度も読み続けるんだろうな。

    そして
    コミックならでは
    絵の作風も素敵だし
    話話毎のイラストが
    ペアになっていたりと
    随所随所で
    思わずほっこり♪
    させられちゃいます。

    素敵な作品に出会えて良かった♪

  • 友達から、これ好きだと思うよと貸してくれたので読んだ。少女漫画なジャンルはあまり読んだことがなかった。というか少女漫画だからやめておこうかなーといって、そもそも自分からは読まなかったのだけれど、食わず嫌いはよくないなアという気持ちになった1冊だった。色んなくくりに囚われて目をつぶってしまうのはもったいない。
    どの短編も、登場人物たちの空気感がとてもよかった。描画がとても素敵に表現されていて、優しい世界が広がっていたなあ。特によかったのは、式の前日。たくさんいいことも辛いこともあって、その先のお話なんだっていうのが伝わってとてもよかった。

  • 2020.2.6 読了

    少女マンガ…ではないですね。小説の短編集のようです。どの話も最後に そう来るか、というトリックの種明かしみたいなオチがあって良いストーリーです。初回読む時より再読の時の方が良く、目頭が熱くなりました。
    8年も前のコミックなので、なぜ今?と思ったらあさイチで紹介されたそうですね。

  • 短篇集。
    どれもちょっと切なくて、最後になるまで本当の話が見えなかったりして、読み返したくなるものばかり。
    面白かった。
    この人の他の漫画探してみようかな。

  • ドラミっち推薦。連載漫画が長編小説、4コマ漫画が俳句とすれば、これは短編小説集にあたる。少しだけファンタジックな、日常の情景の読みきりが6編で、おトク感。人物の画は一辺倒でも、コマ割りとか、同じコマの繰り返しとか、なんというか間(ま)の取り方がうまい。行間ならぬコマ間を読む楽しみがあるとは、コミックも文学になってきた。好きなのは「式の前日」と「夢見るかかし」。前者は鮮やかなラストの叙述トリック、後者は伊坂オーデュボンちっくな擬人ファンタジー。ゴッホの作品も読んだらちょーだい、ドラミさん。

  • 短編なので手軽に読めた。
    ショートショートのように結末で驚かされるような話がちらほらあったが、そこがまたツボだった。

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