鉄腕バーディー (13) (ヤングサンデーコミックス)

  • 小学館
3.60
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本棚登録 : 314
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091510983

作品紹介・あらすじ

▼第132~142話/人形の記憶(12~22)▼らくがきまんが

●主な登場人物/千川つとむ(ごく普通の高校生。現在、バーディーと体を共有中)、バーディー・シフォン・アルティラ(宇宙連邦警察の女性捜査官。瀕死の重傷を負わせてしまったつとむに、自分の体を提供している)
●あらすじ/「黒い繭」の試験を受けることになった、少女時代のバーディー。だが試験開始後、何者かのハッキングによるプログラムの修整が判明し、彼女は予想外の過酷な状況に陥る。メギウスたちが修整内容を解析した結果、それは強靱な肉体を誇るアルタ人のバーディーでも、死の危険がきわめて高い課題となっていて…(第132話)。
●本巻の特徴/育ての親のヴァイオリンに苦労をかけまいと、過酷な試験に挑戦したバーディー。だがその直後、テロが勃発。レビが送り込んだ巨大ロボットとバーディーが闘っている最中に、ヴァイオリンが援護に現れるが…。メギウスがつとむに語った「バーディーの少女時代」は、哀しき終末へ…?
●その他の登場人物/ヴァイオリン(幼少時のバーディーの養育係をしていた人形)、クリステラ・レビ(謎の多い凶悪テロリスト。現在は浄火学館という宗教団体を隠れミノに日本に潜伏中)、ルー・メギウス警部(バーディーの上司。昆虫型宇宙人)、スケルツォ・ガ=デール(宇宙連邦警察学校の教官)、クレド・ガッハウ(バーディーの幼年学校時代のクラスメート)

感想・レビュー・書評

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  •  バーディーの幼年時代編。
     遺伝子操作かなんかで生体兵器のように作られた調整アルタ人のバーディーには両親がなく「人形」のヴァイオリンが養育を担っている。11巻で対決した「人形」のオンディーヌがヴァイオリンとタイプが同じで、バーディーにオンディーヌ破壊をためらわせる要因となっていたのだ。
     アルタ人独立を要求するレビのテロリズムのもと、アルタ人ということで差別されて幼年学校にも行けないバーディーを後に彼女の上司になるメギウス(カミキリムシ型宇宙人)と、後に警察学校の教官となるスケルツォ(トカゲ型宇宙人)が後見人となって教育する。そこに連邦の宗教的背景である奥の院から「黒い繭」の試練を課すことが勧められる。それをクリアすれば経済的支援も受けられる。「黒い繭」という疑似環境で戦闘的任務遂行が試されるのだが、前の晩にプログラムが書き換えられており、極めて過酷な課題になっている。それはどうやら奥の院の差し金らしい。バーディーはクリアするが、奥の院からはバーディーを奥の院勤務をもとめられる。もちろんメギウスは肯んずるわけがない。
     そこにレビのテロ。奥の院の審神者が暗殺され、太古の「人形」バーサーカー(狂戦士)が送り込まれる。結局、バーディーを守ろうとしてヴァイオリンはバーサーカーと戦うが(表紙)、破壊されてしまう。その場面をバーディーは目にし(それは第2巻の冒頭に伏線がはられている)、そこから超人的な力を発揮してバーサーカーを破壊するのだ。それで「狂戦士殺しのバーディー」のふたつ名が贈られることになったのだ。
     初期稿の『鉄腕バーディー』にすでに「狂戦士殺し」のふたつ名が出てくるのだが、こういうストーリーがそのころから設定されていたのかどうか。窮地に陥ると我を忘れて(つまりキレて)強大な力を発揮するというのは、『ドラゴンボール』などにもあるクリシェだが、往年のヤクザ映画がハシリという指摘は斎藤環だったか。

     おまけマンガは「ほほえみのむこうがわ」、優しいけどホントは怖いヴァイオリンです。

  • バーディーのトラウマの原因がわかったわけだが、今後の展開にどう影響してくるのか…?とにかく、しばらくカニとエビが食べられそうにない(笑)。

  • 鉄腕バーディーの中で一番グッと来た巻。
     バーディーの狂戦士殺しってのの原因となった理由が明らかに! やばい!

  • バーディーの子供時代の話が延々と続き,最後の最後で『今』に戻ってくる。

  • バーディの過去編完結。<BR>
    主人公ツトムが身体を共有してる<BR>バーディーの過去を知る、<BR>
    と言うエピソード。<BR>
    このエピソードでツトムは<BR>
    バーディが暴走した際の<BR>
    セーフティロック的役割を担う事に。<BR>
    <BR>
    異端が故に差別され、それでも<BR>強く生きていく。<BR>
    今までのゆうきまさみマンガでは<BR>
    見られない真っ当なヒロイン然としたヒロインなんですが<BR>
    そんな主人公を違和感なく描けるのは<BR>
    作者の力量に依るところでしょう。

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著者プロフィール

漫画家。1957年北海道生まれ。80年デビュー。『究極超人あ~る』で星雲賞マンガ部門、『機動警察パトレイバー』で小学館漫画賞少年部門受賞。近作『白暮のクロニクル』『でぃす×こみ』『新九郎、奔る!』。

「2019年 『ゆうきまさみ 増補新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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