@ll 藤子不二雄A (コミックス単行本)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 25
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091791962

作品紹介・あらすじ

藤子不二雄Aの全てを網羅した究極本!!

生誕80周年を記念して発刊する『@ll(オール) 藤子不二雄A』は、漫画家・藤子不二雄A氏の60年以上に渡るその仕事ぶりを紹介するものがメインになっています。初期作品から、最新作の『愛・・・しりそめし頃に・・・』に至るまで、オールカラーの誌面とデジタルコミックスで辿れる、まさにファン垂涎の本です。
他の内容としましては、旧友でミュージシャンの井上陽水氏や俳優・船越英一郎氏らとの対談に加え、有名人からの応援メッセージ(京極夏彦氏、泉麻人氏、タケカワユキヒデ氏、ビビる大木氏他)、藤子不二雄A氏特別インタビューの他に、特別付録としてトキワ荘入居前に故・寺田ヒロオ氏からいただいた貴重な手紙を初公開。
また、この本の誌面に付いている「QRコード」を読み込むことで、スマートフォンやタブレットなどから「コミック小学館ブックス」特設サイトへリンク。そこで、藤子不二雄A氏の主要作品33話合計3000ページ以上を、なんと無料で読むことができます。


【編集担当からのおすすめ情報】
「怪物くん」や「忍者ハットリくん」などアニメや映画では観たことがあるけれど、実際のコミックスでは読んだことがない・・・藤子不二雄A氏について多くの方に言えることではないでしょうか。この本は、オールカラーの誌面と50話以上にのぼるデジタルコミックの「試し読み」で、藤子不二雄A作品を多面的に味わえる究極のファンブックです。子供向け作品から上質なユーモアとペーソスが効いた大人向け作品まで、幅広いジャンルに渡って作品を発表し続けてきた藤子不二雄A氏の漫画世界を、この一冊で思い切り堪能してください。

感想・レビュー・書評

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  • 2012年に「まんが道大全」のタイトルで発売の告知があったものの延期に次ぐ延期で本当に出るのかと思っていたらA先生・生誕80年を記念して今回のタイトルでようやく発売。

    代表作はもちろんの事、かなりのマニアじゃなければ知らない作品の紹介とA先生による解説、著名人からのメッセッセージ、作品リスト等、ほぼ充実の内容。
    これはA先生ファンなら必読‼

    個人的には藤子不二雄といえばやはりA先生。(勿論、F先生も好きだけど)
    シルバークロス、黒ベエ、怪物くん、魔太郎がくる‼、まんが道etc.好きな作品を挙げればキリがない。

    今回この本が出た事によりもしかしたら「藤子不二雄A大全集」が出るのではないか?などとひそかに期待しているのだが・・・

    因みに、何故「ほぼ充実の内容」なのかというとそれは・・・作品紹介に大傑作「狂人軍」がないから‼
    作品が作品なだけに当然といえば当然なんだけど。
    やはり、それを考えると大全集はそう簡単には出ないんだろうな(泣)

    • 深川夏眠さん
      お帰りなさ~い(*´▽`*)/
      お帰りなさ~い(*´▽`*)/
      2014/06/07
    • darkavengersさん
      ようやく帰ってきました。
      早速の花丸ありがとうございます.
      ようやく帰ってきました。
      早速の花丸ありがとうございます.
      2014/06/07
  • 2014年ノンフィクションベスト10
    1位

    藤子不二雄Aが児童漫画を描くのをやめたのはいつでしょう?

    答えは1999年。
    1996年に亡くなった藤子・F・不二雄より3年も長く児童漫画を描き続けたのです。
    これを意外に思う人もいるかもしれません。
    (というか、私もびっくりしました)

    藤子不二雄Aは大人向きとかブラックとかいう言葉で評されることの多かった人です。
    しかし、最大のヒット作が『忍者ハットリくん』でその次が『怪物くん』、最も評価が高いのが『まんが道』という人がなんで大人向きでブラックなのでしょう。

    それは、藤子・F・不二雄と無理に比較しようとしたからです。(比較すんなって方が無理な話ですが)
    児童漫画の大家と比べればどうしても大人向きでブラックな面が目立つ。考えてみれば、そうとう恣意的な比較ですよね。ブラック路線が占める割合はそんなにないのだから。

    ただ、こうしたレッテルをはりたくなる気持ちも少しわかります。もし石森章太郎や赤塚不二夫だったら、たとえ藤子・F・不二雄とコンビを組んでいたとしても「新しいジャンルや技法を次々と開拓した人」「ギャグマンガの革命児」というイメージは今とあまり変らなかったでしょう。
    一方、藤子不二雄Aは作風を一言で説明しづらいからなんだかモヤモヤする。そこを「大人向けでブラック」と言っておけば便利だし、安心するのです。その代り事実からは離れるわけですけどね。

    しかしここに来てようやく、漫画家・藤子不二雄Aの全貌が一目でわかるカタログが出版されました。

    まず扉を開けてすぐ、単行本表紙一覧が飛び込んできます。(複数巻あるのは1巻目だけ)
    これが壮観!
    最初の単行本である鶴書房の『UTOPIA 最後の世界大戦』(稀少なので、今買おうとすると百万円かかる)から始まって、ダイヤモンドコミックスの『シルバー・クロス』、サンコミックスの『黒ベエ』、パワァコミックスの『新オヤジ坊太郎』と、レアな本が目白押し!

    この本では全作品を
    「デビュー&初期作品」
    「冒険アクション」
    「ギャグ&コメディー」
    「ブラックユーモア」
    「ファンタジー&ミステリー」
    「ドキュメンタリー」
    「旅&ギャンブル」
    「青春ロマン」
    の八つに分類し、紹介しています。
    バラエティー豊かで、パラパラとながめているだけでも楽しい。

    そしてそして!この本には、QRコードがついていて、33作品、3000ページ以上を試し読みできるんです。だから三千円くらいする本だけど決して高くない。ふつうのコミックスが200ページ400円だとすると、六千円分のマンガが読める計算になります。
    (『マボロシ変大夫』なんて滅法面白い最初の三話だけ読めて、どんどんつまらなくなってゆく後半は読めないから、かえっていいかもしれません)

    ただ、これはビジュアル主体なので、書誌情報はあまり詳しくありません。
    それを補うには藤子不二雄ファンサークル「ネオ・ユートピア」から出ている同人誌『藤子不二雄A ALL WORKS』がいいでしょう。これは藤子不二雄Aを研究するなら必ず目を通しておかなければならないものです。 圧倒されます。すさまじい情報量です。

    ま、そこまでいくときりがありませんが、こうして藤子不二雄Aを言祝ぐ本がでるのは大変めでたいことです。まんぞくまんぞく。

  • BSフジ「原宿ブックカフェ」のコーナー「ブックサロン」で登場。

    藤子不二雄Aさんの最新作。

    本の中にQRコードがあり、それをiPadなどで読み込むと主要33作品・3000ページ以上の漫画がスマートフォンやタブレットで読めるという作品。
    井上陽水さんとの対談や、使用している道具の紹介なども掲載。



    原宿ブックカフェ公式サイト
    http://www.bsfuji.tv/hjbookcafe/index.html
    http://nestle.jp/entertain/bookcafe/

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