三丁目の夕日 夕焼けの詩: 千夜一夜劇場 (7) (ビッグコミックス)

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  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091800671

作品紹介・あらすじ

昭和30年代の世界に現代の心のふるさとを追う、珠玉のメルヘン。

▼第1話/黒マントと夕日▼第2話/終電車▼第3話/波止場▼第4話/あいつ▼第5話/親友▼第6話/麻雀の星▼第7話/パチンコ人生▼第8話/殺意のバラード▼第9話/ふたり▼第10話/正義の味方▼第11話/怪談▼第12話/時効▼第13話/就職▼第14話/兄と妹▼第15話/透明人間▼第16話/先輩▼第17話/疑惑▼第18話/ホワイトクリスマス▼第19話/星空▼第20話/俳優▼第21話/彼と…▼第22話/日曜日のゴジラ▼第23話/ミステリー▼第24話/災難▼第25話/グリーングラス▼第26話/運命▼第27話/怪人七面相▼第28話/白い殺意▼第29話/火星人▼第30話/蜃気楼▼第31話/望郷▼第32話/甘い生活▼第33話/SHIKISOKUZEKU▼第34話/影絵の部屋 ●登場人物/青木五郎(独身サラリーマン)、ヨー子こと山本洋子(五郎の恋人)。 ●あらすじ/独身の若手サラリーマン・五郎はある週末、バーのホステス・ヨー子と一夜を共にする。翌朝、五郎の部屋でくつろいでいた彼女は、自分が“いつでも空に虹を出す力”を持っていることを明かす。それは子供の頃にひとりの黒マントの怪人に授けられた能力だという。実は五郎も子供の頃にその怪人に出会っていたが、彼はそのことを忘れていた…(第1話)。▼だらしなく眠る酔っぱらい、いちゃつくアベック…終電車の中で繰り広げられるいつもの風景。そんな中でサラリーマンの五郎は悩んでいた。今日、昔のジャズ仲間が、またバンドを結成しないかと誘ってきたのだ。順調に出世コースにのっている会社を辞めてまで、昔からの夢を追いかけるべきかどうか。同僚で恋人の洋子は励ましてくれるのだが…(第2話) ●本巻の特徴/主人公はサララリーマンの五郎、そしてその恋人の洋子。すべてのストーリーをこのキャスティングで展開し、メルヘンあり、サスペンスあり、SFあり、はては時代劇ありと、全34話のショートショートに挑戦した、シリーズ中でも異色の1冊。

感想・レビュー・書評

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  • これはガチの傑作。藤子不二雄「分岐点」のような話、つまり人生のどこかでの判断で生まれた後悔やノスタルジーが全編に渡って、本当に様々なシチュエーションで描かれ尽くす。子供の頃から好きだったが、今読むとあまりに胸が痛い。SFもハードボイルドも自由自在で、全て青木吾郎とヨー子、黒田という形式的な設定なのにとんでもないバリエーションだ。読みやすさと人生観を完全に両立した漫画。その他の西岸良平の傑作はなかなか手にしづらいが、これは電子書籍でサラッと読めるのも嬉しい。

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