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Amazon.co.jp ・マンガ (226ページ) / ISBN・EAN: 9784091818386
作品紹介・あらすじ
▼第1話/悲劇排除システム1▼第2話/役割ロボ▼第3話/ひまわり仮面▼第4話/哺乳類の1日▼第5話/発見▼第6話/哲学者Aの病▼第7話/ワレワレノ感知機構▼第8話/悲劇排除システム2▼第9話/悲劇排除システム3▼第10話/浩然(こうぜん)の気▼第11話/原子的ラブレター▼第12話/風▼第13話/IN MY LIFE●あらすじ/男は会社員だった。あまりにも規模が大きすぎて、潰れようがない会社だった。男は母親のために介護休暇を取った。それは至極当然の権利だった。男は風俗へ通った。支払いは地域振興券で済ませた。男は恋をした。メールで恋をして、一度も会わないままメールで別れた。男は母親の下の世話をした。そして男の母親は……(第1話)。●本巻の特徴/社会から「悲劇」がなくなったら、そこには何が残るのか……。あまりに深く鋭いメッセージを突き立てた表題作「悲劇排除システム」他、“生”への愛に溢れた「IN MY LIFE」など、話題の短編を多数収録。
感想・レビュー・書評
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悲劇排除システム、最近の漫画かと思ったら、1999年発表作品。この頃、すでに現代の諸問題があったんですね。
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作中で繰り返されるスローガン、「悲劇、排除されるべし。」
怖ろしい言葉です。
何が怖ろしいって、自分が生きている現実の社会においても、いたる所からこの言葉が聞こえてくるところ。
老いているよりも若い方がいい。醜いよりも美しい方がいい。
生活習慣を改めなさい。病気になりたいんですか?死にたくはないでしょう?
人に迷惑をかけてはいけません。空気を読みましょう。
なぜ私がこんな目に。不当な扱いは許せない。私には権利がある。
苦しい事、不条理、ネガティブなものを徹底的に駆逐した社会は、斯くも歪なのか(「悲劇排除システム1~3」)。
いやそりゃ私だって苦しかったり不条理な目に遭うのはイヤですけど、「遭わない」社会よりも「遭っても乗り越える」社会の方がずっと健全ですよね。
人間から苦しみを取り除こうとしたら、結局は生きる事からも疎外されるんじゃないかと思いました。「生老病死」ってセットだし。
って重いテーマが笑いを交えて描かれている本書の中で、もう一つ印象に残る言葉があります。
「言葉にあるものはすべて在るなり」
清濁併せ持った人間の、ちっぽけで愚かだけど愛しい人間の一員として、なんて頼もしい一言でしょう。
第1話 悲劇排除システム 1
第2話 役割ロボ
第3話 ひまわり仮面
第4話 哺乳類の1日
第5話 発見
第6話 哲学者Aの病
第7話 ワレワレノ感知機構
第8話 悲劇排除システム 2
第9話 悲劇排除システム 3
第10話 浩然の気
第11話 原始的ラブレター
第12話 風
第13話 IN MY LIFE -
・哺乳類の一日
【肌と肌を触れ合うのがこんなに気持いいのは,ボクたちが哺乳類だからだ。】 -
マンガで面白く哲学してる本.簡潔だが深い.
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なんにも考えないで読んで 勝手に涙がでてきた本なかなか無いなー 良い人も悪い人も みんな読んでほしい 心の隅っこのお母さんがやさしく抱いてくれますよー
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アンタとワタシをさえぎるものって
本当はないって知ってた? -
これを読んでない人なんて・・・信じられない。名著。
業田良家の作品
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