- Amazon.co.jp ・マンガ (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091825599
作品紹介・あらすじ
美味しんぼの花咲アキラがベストセラー小説コミック化
●主な登場人物/成田長親(忍城城主・成田氏長の従兄弟。身分は高いが、生来の不器用さと調子外れな言動のため家臣・農民から、でく“のぼう”と侮られている)
●あらすじ/時は戦国時代末期。武蔵国・忍(おし)城は、湖と田に囲まれた田舎城だが、難攻不落の“浮城”としても知られていた。城主の従兄弟・成田長親は、自ら農民の仕事を手伝うなど平穏な日々を送っていたが、そこに秀吉の小田原攻めの急報が届く。当主・成田氏長は北条軍に加わるべく小田原へ向かうが、留守を命じた長親たちには「すでに秀吉に内通しているので、戦いが始まればすぐ降伏するように」と言い残す。果たして、忍城の運命は…?
●本巻の特徴/「この城、敵にまわしたが間違いか」とまで敵将に言わしめた、忍城の攻防戦。天下の豊臣秀吉の力を跳ね返した“のぼう”こと成田長親の、全く新しい英雄像とは…? 『美味しんぼ』の花咲アキラがベストセラー小説をコミック化!!
●その他の登場人物/成田氏長(成田家当主。北条軍として小田原に籠城するが、密かに豊臣家へ内通し、忍城の長親たちに降伏を命じる)、正木丹波(成田家家老。幼い頃から長親に感じている不思議な魅力の正体を確かめようとしている)、柴崎和泉(成田家家臣。家中随一の武辺者)、酒巻靱負(成田家家臣。才気に溢れる若者)、甲斐姫(氏長の娘。美しく勇ましい)、石田三成(豊臣家家臣。軍功に乏しく諸将から侮られている。秀吉から忍城攻めの総大将を任される)、大谷吉継・長束正家(豊臣家家臣。三成と共に秀吉の側近。忍城攻めに加わる)
感想・レビュー・書評
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原作を読んだので、コミック版を読んでみました。
明らかに少年漫画風の絵は、あまり好みではありません。
肝心ののぼうは、だらしのない風貌になっており、原作表紙のオノ・ナツメ氏の絵で想像していた姿とはかなり違っていて、幻滅しましたが、それでもこの話を絵で読んでみたいと思いました。
どうしても文章よりは心理描写は足りなくなりますが、それでもかなり忠実に原作に沿って描かれていました。
歴史ものは、どうしても想像しながら読んでいくのが大変なので、視覚的に観ると理解が深まります。
やはり水攻めや堤の決壊の描写は、迫力があります。
原作とコミック版を読んだことで、奥行きのある作品世界がよりわかりやすくなりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
歴史に強くないから、活字よりは絵もあった方がいいかなと。
人物関係図とかやっぱりわかりにくい部分があって、原作読むのはやっぱり断念σ(^◇^;) -
美味しんぼだー。ちと略されすぎてたかな。かえって小説のが簡単だった。
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めずらしく映画先に観といて良かった。ストーリーはおもしろいが、やや歴史に弱いのでね。
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緊張感のない花崎先生の絵が、かえって史実部分を淡々と見せてくれる。美味しんぼもそうだけど、モブシーンと「三成を追い返した事実」の凄さに焦点当てられて、これはこれで良し。
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埼玉などを舞台とした作品です。
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周囲を湖で囲まれ、「浮城」と呼ばれ落とせない城、忍城。
城主・成田長親は、民から「のぼう様」と呼ばれていた。
(でく)のぼう様とよばれ、何かされるより、何もされない方がいい。頼りなくてドジで、何かとやることを探してはのけられる。
だけど、戦をすると決めたとき、どんなふうに呼ばれようと、彼にある「人気」は彼の味方となる。そしてその人気を利用するのぼう様は、ずっと頭の回る人なのだ。 -
んー・・。微妙。
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天正18年(1590年)
成田長親、石田三成