愛…しりそめし頃に…: ☆綴じ込み付録 ☆ロケットくん☆ オールカラー復刻☆ (2) (ビッグコミックススペシャル)

著者 : 藤子不二雄A

• 小学館 (1998年2月26日発売)

作品紹介・あらすじ

これぞ藤子不二雄Aの青春記！漫画

▼第1話／新しき出会い▼第2話／姉よ…▼第3話／ひとりでいたい夜▼第4話／ロケットくんの最後▼第5話／夏の終わり▼第6話／目の前の背中▼特別編／さらば 友よ
●登場人物／満賀道雄（21歳の新人漫画家。高校の同級生の才野と共に漫画家をめざし上京）、才野茂（満賀と共にトキワ荘で漫画への夢を追っている漫画家）
●あらすじ／かつてのトキワ荘の住人、鈴木伸一が久しぶりに満賀たちを訪ねてトキワ荘にやってくる。鈴木はもともと漫画家をめざしていたが、途中から漫画映画の道へ転身していたのだった。その夜、彼の話を聞こうと、満賀たちは歓迎会を開く（第1話）。▼ある日、満賀は仲間の風森氏に誘われて女の子2人とダブルデートを楽しむ。夜になって皆で食事をしようという事になったが、お金のない満賀は、都合が悪いと言って一人寂しくトキワ荘に帰る。沈んだ気持ちの彼に、更にショックな話が舞い込んでくる……（第2話）。
●本巻の特徴／巻末には特別編として、藤子不二雄A氏にとってかけがえのない友人であった、故・藤子F不二雄氏への想いを込めた短編が収録されている。
●その他の登場キャラクター／鈴木伸一（第1、5話）、つのだじろう（第1、5話）、園山俊二（第1、4話）、寺田ヒロオ（第1、4、5話）、石森章太郎（第1、5話）、石森章太郎の姉・小野寺由恵（第1、5話）、赤塚不二夫（第5話）

感想・レビュー・書評

[minerva-48さんの感想 · 2012年3月17日]

『まんが道』の続編と位置づけられる作品。
昭和30年代、漫画黎明期をトキワ荘で過ごした若き漫画界の巨匠達の青春期が、当時の社会情勢などとともにリアルに描かれている。
作者の藤子不二雄A氏ご自身も、「この作品はライフワーク」と語っておられるとおり、ゆっくり、じっくり執筆されている。だいたい１年に１巻のペースで単行本として出版されている。
読者も、時折、前の巻を読み返しながら、慌てずじっくり、楽しみながら読み進めたい作品。

[lundiamさんの感想 · 2011年12月10日]

いい話だなぁ。古き良き昭和の。最後に特別編として、本作品連載中に亡くなった藤子・F・不二雄について書かれた「さらば友よ」が収録されてる。
｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡