ひよっこ料理人 (2) (ビッグコミックス)

著者 : 魚戸おさむ

• 小学館 (2012年8月30日発売)

作品紹介・あらすじ

作って食べる楽しさを伝える料理コミック

台所に立つ子どもはカッコイイ大人になる！
「一人でも多くの子どもたちに料理を作る楽しさ」を伝えたい
そんな思いを胸に「子ども料理教室」を開催する今田妃代子（独身）。
子どもの時に料理を作ったり食べたりする楽しさを知れば、きっとその子の人生が素敵になる…そんな妃代子の熱い思いがこもった第2集は、親子でクリスマスケーキ作りに挑む「ベリー・メリー・クリスマスケーキ」、料理教室の生徒のおばあちゃんの好物を探って作る「ひかりの夢料理」、妃代子の意外な過去が明らかになる「逃げた花嫁」ほか9編のエピソードを収録。読んで美味しい新感覚の料理コミックです。

【編集担当からのおすすめ情報】
家族みんなで料理を楽しみ、「食のあり方」を見つけ出してほしい……
魚戸先生のそんな思いがギュッと詰まった料理コミックです。
物語で取り上げた料理のレシピも掲載。栄養満点のエピソードが満載です。

感想・レビュー・書評

[柊龍司さんの感想 · 2013年6月15日]

どんなときにも美味しい料理を食べると機嫌が良くなる事ってありますよね。それにしても衝撃の主人公の結婚ドタキャン。美味しいものを一緒に美味しいと食べられる人と、そして面白い本を共有出来る人と結婚出来れば幸せでしょうね。

[トラＰウサギさんの感想 · 2012年9月19日]

作ってみたくなる料理がいっぱいありました。特にクリスマスケーキと茶碗蒸し。

ただ、ちょっと今回は残念でした。
一話完結形式でページにも制限があると思います。
クリスマスケーキの回の時、生徒の親子でせっかく作ったケーキを処分してとひよこ先生に言う母親。
それを横目に息子が処分するのなら泣いて食べるシーン。
その後、ムヤムヤのまま後日手紙だけで料理教室を通して親子関係がよくなりました、ではなく
そのシーンのやりとりも入れて欲しかったな～っ
と。
一話完結ではなく、続きもの引きをおくのもあっていいかも。

食育テーマには、とても読みごたえのある良い作品でした。

著者プロフィール

マンガ家。北海道函館市出身。マンガ家の村上もとか氏、星野之宣氏に師事し、1985年、『忍者じゃじゃ丸くん』でデビュー。主な作品に、テレビドラマ化された『家栽の人』や、『ひよっこ料理人』『はっぴーえんど』（すべて小学館）などがある。また、ロングセラーになった『絵本　いのちをいただく』『絵本　はなちゃんのみそ汁』（ともに講談社）の絵を担当し、絵本の世界でも活躍している。

「2020年 『ジョニーとマーガレット　スーパー恋ものがたり』 で使われていた紹介文から引用しています。」