特火点 花沢健吾短篇集 (ビッグコミックススペシャル)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091848291

作品紹介・あらすじ

花沢健吾、待望の初短篇集、遂に発売!!

1997年。
初めて漫画を描いて以来、
徹底して「英雄(ヒーロー)になれない主人公(ヒーロー)たち」を描いてきた漫画家・花沢健吾。

初執筆の未発表作から現在鋭意執筆中の新作まで…
15年の間に描かれたすべての短・中編7作を完全収録!!

『アイアムアヒーロー』を描くまでの花沢健吾の足跡を追え!

■収録タイトル
『墓穴』('97年/未発表)
『退屈な月』('99年/初出:「週刊ヤングサンデー」)
『ジョニィからの伝言』('00年/初出:「週刊ビッグコミックスピリッツ増刊 manpuku!」)
『ラウンドガール』('03年/初出:「週刊ビッグコミックスピリッツ」)
『なで☆シコ』('07年/初出:「週刊ビッグコミックスピリッツ増刊 casual」)
『チンパー』('09年/初出:「週刊モーニング」)
『人生かやの外(仮)』('12年 新作)



漫画家・花沢健吾の足跡を辿れ!!

【編集担当からのおすすめ情報】
現在『アイアムアヒーロー』が大ヒット中の花沢健吾氏。

印刷会社に勤めていた花沢さんが退職後、初めて漫画を描いたのが23歳の時のこと。

'04年に『ルサンチマン』で連載デビューをし、
'05年から連載が開始された『ボーイズ・オン・ザ・ラン』は映画化・ドラマ化もされました。
『アイアムアヒーロー』が始まったのは'09年のこと。


この15年の間、単行本にもなっている上記三作以外に描いた作品をすべて完全収録し、「漫画家・花沢健吾」の足跡がわかるよう年代順に並べ、一冊の本にしました。

特筆すべきなのは、初期作品からクオリティがとても高いこと!
新人とは思えない画力・構成力に驚き、才能の片鱗どころか、才能そのものを感じることうけあいです。

また、この短篇集のために特別に描き下ろすことになった16ページの新作読み切りも収録!


個人的にも、ずっと出したいと思っていた、念願の作品集、
ファンのみならずとも必携です!!

10月末に発売された『アイアムアヒーロー』最新10集、『ルサンチマン新装版』上巻、
この短篇集と同時発売の『ルサンチマン新装版』下巻とあわせ、
この秋は花沢ワールドに耽溺してください!!

感想・レビュー・書評

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  • 1997年から2014年の読み切り作品を時系列で掲載してあり、花沢健吾の画風、画力の変遷が見て取れる。
    扉にその年の出来事が羅列してあるのがなんかおしゃれ。
    ショートカット好きなのはよくわかったが、かわいい女の子を描くのがあまり得意ではない作家だ。「女子アナ」という概念も好きなのだろう。

    初期の短編は「鬱屈した人生に突然優しい女性が現れる」という最近のアニメなどでもよくある設定が多いが、あまり下品にならず納得感のある話になっている。(かわいい女の子が描けないせいかもしれない。)

    描き下ろしの「人生かやの外」。
    卑屈でマイナス思考で文句ばっかり言ってるいつもの花沢健吾の主人公だが、実際は人並み(あるいはそれ以上)の幸せを享受しているオチには落胆した。

  • らしいなあって感じの短編集。
    初期の頃の絵柄、ハロルド作石感があるかなあ。顔がでかめな感じが。

  • 前、読んだ漫画を
    もう一度、読み直してみる巻 Vol.5

    花沢健吾氏の作品は・・・ 「ボーイズ・オン・ザ・ラン(2005-2008)」は、2010年に公開の実写化も観たし。それと「アイアムアヒーロー(2009-2017)」も2016年に公開の実写化された映画も好き。「ルサンチマン(2004-2005)」は、いずれ読みたいな。

    この『特火点―花沢健吾短篇集』で
    大好きなストーリーは・・・ ”ジョニィからの伝言”と”人生かやのそと”

  • 短編を初めて読んだ。
    やっぱり、この人の書く作品はざわざわする。

  • 初期の短編などを収録。期待はずれ つまらん。

  •  初めて描いた読み切り漫画から時系列準に構成されていて、変化が伺える。驚くのはほんの数本で長編作家になっていて、何本もネーム段階でボツにしていたのかもしれないけどすごい。最初からずっと絵がとても上手で、アシスタント経験もとても重要な修行期間だったのだろうと推測する。

     アシスタントを経ずに漫画家になった人とアシスタントを経験している人とは大変な違いを感じる。アシスタントを雇うほど仕事をこなしている立派な先生の背中を見てある一定期間を過ごす人の方が出世する場合が多いようだ。

     切り取り方がかっこよくて文学性を感じる。長編漫画をずっと描き続けている人は往々にして読み切りが薄味であまり面白くない場合が多いけど花沢さんの読み切りはとても面白い。もっと読みたい。

  • 基本、エロだね。

  • それぞれ面白かった。
    ボクシングのよかったな。

  • デビューから連綿と描かれてきた短編集でした…デビュー作が一番印象深いですかね…著者の願望を基にして描いたみたいですけれども、僕も似たような願望を抱いたような…そんなことを思いつつ、読み終えました。

    ヽ(・ω・)/ズコー

    まあ、全体的にはボーイズオンザランだったりアイアムアヒーローの片鱗を窺わせるような短編が多数収録されていましたかね。花沢漫画はここから始まった! といった感じで著者の長編漫画のルーツを知りたい人には良いかもしれません…おしまい。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • この人らしい。続きが読みたい。

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