水木しげる ビッグ作家 究極の短篇集 (ビッグコミックススペシャル)

  • 小学館
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091850768

作品紹介・あらすじ

ビッグコミック創刊45周年記念企画

1968年創刊のビッグコミックは2013年で45周年を迎えます。これを記念し、創刊当時に作品をお寄せいただいた8人のビッグな作家が、60年末~70年初頭に生み出した大人向け作品の中から厳選した短編を作家ごとに集成しました。2013年1月「手塚治虫」と「水木しげる」の2冊を同時刊行。以下毎月1冊ずつ「藤子・F・不二雄」「白土三平」「藤子不二雄A」「楳図かずお」「石ノ森章太郎」「さいとう・たかを」と続きます。子供向けの娯楽からスタートして青年、大人にまで読者層を広げ、今や世界中で親しまれるマンガの魅力の原点がここに! 手塚治虫氏と同時刊行の第一弾は水木しげる氏。ファンタジー、社会風刺、エッセイ、時代劇など幅広く、しかもそのすべてにやるせないペーソスと突き抜けたユーモアが同居する独特の世界が広がる! ▼第1話/丸い輪▼第2話/宇宙虫▼第3話/島にて▼第4話/突撃!悪魔くん▼第5話/新講談 宮本武蔵▼第6話/テレビくん▼第7話/ベーレンホイターの女▼第8話/妖花アラウネ▼第9話/やまたのおろち

【編集担当からのおすすめ情報】
水木氏と手塚氏という対照的なふたつの天才からスタートするこの選集、作家それぞれ持ち味の違いが見所です。水木氏は手塚氏に匹敵するほど幅広いジャンルを手掛け、しかも何を描いても水木節とも言えるちょっと皮肉なユーモア感覚がにじみ出ています。これこそ濃厚な珍味にも似た、大人の楽しみ。

感想・レビュー・書評

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  •  水木先生の作品を読むのも学生時代の図書室ぶりです。

     この中で一番お気に入りは武蔵シリーズ。満腹という胃袋に品位は備わっていると言っていますが深いようでただ自分が癇癪起こした理由をすげ替えただけじゃねぇかと思いました。絵物語にでてくるかっこいい武蔵ではなく、何事もなんくせつけて自尊心の固まりのような男でもそれを変におだてて偉い人だな、なんて言うのは間違っているんじゃないか?と人間が自分の尺度で物事を図ってそれを人に押し付けてしまうものとわからせてくれる話でした。

     水木作品はゲゲゲの鬼太郎しか読んだことないので深めていきたいし、水木先生の描く人間の本質を見ていきたいです。

  • どれも面白かった

    島にて、が1番好き

  • (リリース:間宮さん)

  • 2013年4月29日(月)、読了。

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著者プロフィール

水木しげる:1922年(大正11年)生まれ。鳥取県境港市育ち。太平洋戦争時、激戦地ラバウルに出征し、爆撃で左腕を失うも九死に一生を得る。復員後は様々な職業につきながら紙芝居作家となり、以後、貸本漫画家を経て、64年『ガロ』にて商業誌デビュー。代表作に『ゲゲゲの鬼太郎』『河童の三平』『悪魔くん』など。91年紫綬褒章、2003年旭日小綬章を受章。07年『のんのんばあとオレ』でフランス・アングレーム国際漫画祭において最優秀漫画賞を受賞。10年文化功労者。15年11月30日永眠。享年93。

「2022年 『水木先生とぼく』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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