兵馬の旗 (6) (ビッグコミックス)

  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091852083

作品紹介・あらすじ

上野戦争の戦火の中を兵馬が賭ける!!

「共和政事」という理念を
新しい日本の政体にと理想に燃える兵馬。
薩長側にも働きかけようと、かつての友であり
敵である村田新八郎と話すため、
江戸・上野に入る!!
しかし、その時、旧幕府側の彰義隊に対する、
新政府軍の砲撃が始まり!?

感想・レビュー・書評

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  • 共和主義の理想に向けて動く兵馬。日本の未来が、歴史がどうなっているか知るだけに、どれだけ理想を掲げる姿を見ても虚しく感じてしまう。穴居戦争は戦は理想の押し付け合いだけど、勝勝った方も負けた方も理想は地に堕ちるというのが歴史の必然なのかなぁ

  • 兵馬が、共和政治という理想のために東奔西走し続けているのですが、結末はわかっているだけに、徒労感が耐えない。

    戊辰戦争終了後の明治という時代を、どんな思いで生きていくんだろうね。

    彼個人の行動は、種を蒔くコトになるだろうけど、芽を出すにはいかないんだよね。
    そこで、徒労感覚える人間は、何も為すことはできないということか。

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著者プロフィール

1948年、広島県尾道市生まれ。本名は川口開治。明治大学で漫画研究会に在籍、在学中の1968年「ヤングコミック」掲載の「夜が明けたら」で漫画家デビュー。卒業後は本格的に劇画作品を執筆、竹中労とのコンビでは本作のほか、「博徒ブーゲンビリア」などを描く。「ハード&ルーズ」で人気を得、87年「アクター」、90年「沈黙の艦隊」、2002年「ジパング」で講談社漫画賞を3回受賞、2006年には「太陽の黙示録」で小学館漫画賞と文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受けるなど、五十年余にわたって第一線で活躍する。他の代表作に「イーグル」「僕はビートルズ」「空母いぶき」など。

「2023年 『黒旗水滸伝 大正地獄篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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