あずみ: 羅刹襲来 (21) (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091861214

作品紹介・あらすじ

▼第1話/偽る者▼第2話/歪んだ願望▼第3話/汚れし聖戦▼第4話/神の悪戯▼第5話/死角▼第6話/間合い▼第7話/羅刹襲来
●主な登場人物/あずみ(精鋭の刺客として純粋培養された少女)、飛猿(井上勘兵衛に仕えていた忍者。現在は天海に保護され、あずみとともに密命を帯びる)、南海坊天海(亡き家康のブレーン。あずみを保護し、新たな使命を授ける)、小西静音(雪国の領民の教祖的存在。その正体は不明)
●あらすじ /
●あらすじ/俊次郎が、領地から出て行こうとした仲間たちを殺害し、逆らった者を金山での強制労働に就かせていたことを知ったあずみ。弁解する俊次郎を置き去りにしたあずみは、内乱を止めるべく領民の指導者・静音のもとへと向かう。一方、金山に取り残された俊次郎は、領民たちを扇動する静音を目の当たりにし……!?(第1話)。▼この巻の特徴/領民たちの指導者・静音の驚愕の正体が明かされる本巻。あずみはかつてない窮地に追い込まれ、“人間家畜”にするための地獄の責め苦を受ける……!!
●その他の登場人物/真弓俊次郎(あずみとは旧知の若侍。倉石左近により斬られたが、天海に救われる。あずみに一途な思いを寄せている)、はつね、かがり(天海からの密名を受け、雪国の領地の秘密を守る剣士。あずみの新しい仲間だが……?)、がっち(領内の子供。あずみの家に泥棒に入ったことから、あずみと友達に)、寺沢玄斎(領内で反乱を企てる居候侍の指導者。戦乱を欲している)、羅刹鴉(血に飢えた殺戮集団。玄斎の招きにより、領国にやってきた)

感想・レビュー・書評

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  • 面白すぎる。狂った俊次郎、獄中だった天山。
    静音と忠音に捕まるあずみ。そして拷問。いっそ殺して欲しいと思う苦痛を何度も繰り返し与えられ、しかし殺されない、こんな状態を何日も続けられると人の心がとうなるか。人間家畜…。それを漫画で描くんだからなぁ。驚き。
    静音、忠音はかなりの実力者(?)だと思うけど、一体何者なのだろう?

  • ビッグコミックス

  • 連載期間14年にも及んだ小山先生の大作。物語をどう終わらせるのかずっと気がかりだったけれども、第1部を終え、舞台を幕末に代えてしまったのに震えた。個人的には静音・忠音が出てくる雪国編あたりまでが何度も読み返したのでよく覚えている。登場してすぐ自爆した飛猿が、その後こんなに主要人物になるとは思わなかった。

    それにしても、小山先生の描く人物は、悪人と善人の顔の描きかたの違いが凄まじい(意識的にそうしている、と「お~い竜馬!」連載後の武田鉄矢との対談で言っていた)。

  • 俊次郎は理想の実現のため、かつての仲間たちを裏切っていた。しかし、その俊二郎もまた元斎に利用されていた被害者でもあった。さらに静音の「神の力」の謎が明らかになり、その真の狙いも…。幾重にも重なる思惑。あずみはどのように役目を果たすのか?

    静音の本性と外道ぶりにはちょっと引きますね。神の力の秘密はなんとなく想像がつきましたけど、ここまで外道とは。。。

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