ギャラリーフェイク: 湿度 (24) (BIG SPIRITS COMICS)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 246
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091861849

作品紹介・あらすじ

▼第1話/花観る人々▼第2話/20世紀より来た刺客▼第3話/エルミタージュの女帝▼第4話/カメオ=貴婦人▼第5話/鬼平の十手▼第6話/カッパドキア・CUBE▼第7話/湿度▼第8話/千鳥香炉・前編▼第9話/千鳥香炉・後編●主な登場人物/藤田玲司(フジタレイジ。ニューヨーク・メトロポリタン美術館の元学芸員で、主に贋作を扱う画廊「ギャラリーフェイク」のオーナー。美術界の表と裏に精通している)、サラ(フジタのアシスタント。フジタに好意を持っている。実家はアラブの大富豪)●あらすじ/大手出版・九重書店が、経営不振で大幅なリストラを行なうことになった。創業者の神代氏の私財が売却されることを知った国宝Gメン・知念は、文化財保護のため奔走する。だが一足遅く、資産のほとんどは売却済みで、しかも尾形光琳作といわれる幻の“花見重”まで国外に流出することが決まっていた。この件にフジタがからんでいることを知った知念は「ギャラリーフェイク」に乗り込んでゆくが…?(第1話)●本巻の特徴/洋の東西を問わず、フジタの審美眼が冴え渡る本作。また、第8~9話の「千鳥香炉」では、ある事件に巻き込まれて拘留中のフジタに代わり、サラが天才調香師・香本と対決する。●その他の登場人物/知念護人(「ギャラリーフェイク」をよく訪れる国宝Gメン。フジタの天敵)、地蔵大作(料亭を経営する傍ら、多方面の人脈を通じて美術に興味を持っている。フジタに関心を持つが…?)、三田村小夜子(高田美術館館長。フジタを憎みつつも、表の世界に戻そうとしている)、ラモス・コルテス(盗掘専門の宝探し屋。フジタとは犬猿の仲)、ジャン・ポール・香本(世界的な調香師。サラの体臭に執着している)●その他のデータ/伝・尾形光琳作の花見重(第1話)、ゴーギャンの“姉妹”(第2話)、ダ・ヴィンチの“ブノワの聖母”(第3話)、長谷川等泊の“松林図”(第7話)、石川五右衛門の千鳥香炉(第8・9話)

感想・レビュー・書評

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  • マンションで読む。再読です。この作家には、二つの側面があります。この巻は、僕の好きな方の側面の作品です。もう一方の面は苦手です。

  • 副題は「湿度」

    老齢の桜。
    ナチスの略奪絵画。
    エルミタージュの女帝。
    時代劇の悪役俳優と十手。
    カッパドキアの悪魔。
    水墨画と携帯電話。
    フジタ逮捕され罪の判別は三田村館長が。
    サラ、香本と勝負!

    (2006年04月02日読了)

  • コミックが出るたびに買ってましたが、この辺で同じものを何度も買ってしまい、ガックリ。

  •  美術をテーマに取り上げた漫画で、主人公の藤田の美へのあこがれ・探求・崇拝がわかりやすく、時には難解に描いてあります。
     一話完結なので、どこから読んでも読みやすく、おもしろいですよ。

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著者プロフィール

細野 不二彦(ほその ふじひこ)
1959年生まれ、東京都出身。大学時代からスタジオぬえで活動。大学在学中の1979年、『マンガ少年』掲載の「クラッシャージョウ」(高千穂遙原作作品のコミック化)でデビュー。
アニメ化された『さすがの猿飛』及び『Gu-Guガンモ』などのコメディ作を手がけたあと、青年漫画に進出。以降も『太郎』『ギャラリーフェイク』『ダブル・フェイス』といったシリアス路線の人気作を次々と生み出し、長年に渡り一線級の人気を誇っている。

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