夕空のクライフイズム (3) (ビッグコミックス)

著者 : 手原和憲

• 小学館 (2014年11月28日発売)

作品紹介・あらすじ

青春要素多めの高校サッカー部物語！

ヨハン・クライフに傾倒する新監督により
少しずつ改革が進みつつある
木登学園（きとがくえん高校）サッカー部。

凄絶な点の奪い合いとなった紅白戦は
いよいよロスタイムへと突入。
「自信を持つこと」が課題の主人公・今中は
自らの殻を破ろうと、必死で敵陣へと切り込む--
残されたワンチャンス、はたしてその結末は!?

そして物語は、ヒロイン・「雨ちゃんの過去」編へ。
どうしていつもアメをなめているのか？
どうしてサッカーをやめてしまったのか？
クールな彼女の過去が徐々に明らかになる…！

絶好調の高校サッカー部物語、最新刊も読み応え十分!!

【編集担当からのおすすめ情報】
この巻のポイントは大きくふたつ。

窮屈なサッカーを強いられてきた部員たちが、
それぞれの課題をクリアして
超攻撃的チームを目指す為の意識改革が
本当にできるのか？ というのがひとつ。

そして、大人気のサカオタヒロイン・雨ちゃんは
どんな人生を送ってきた子なのか…という
ずっと気になっていた疑問に答えてくれる点が
もうひとつ。

「ビッグコミックスピリッツ」誌にてブレイク中の本作、
サッカー好きはもちろん、青春モノとしても
自信を持ってオススメいたします！

感想・レビュー・書評

[bluedayさんの感想 · 2015年3月23日]

買うた

[clamamusさんの感想 · 2015年1月18日]

　第３集は、今中が自身の道を定め、その上で雨ちゃんの思いを引き受けることを決めた巻と相成った。
　最初の巻はマニアックなネタばかり、次の巻ではごくまっとうなサッカー漫画と路線がいまいち明らかでなかったが、今回でようやく見えた気がする。ネタはあくまでネタ、ということだろう。

　この早い段階での過去編は悪手ではないかとも思ったが、思った以上によくまとまっていて、物語の進行もスムーズ。
　良い巻だった。楽しく読ませていただいた。少し展開の腰が重いところが気がかりだが、次にも期待したい。

[cu4500さんの感想 · 2014年11月29日]

「私、ベルカンプみたいになります！」
「ええ、目標が究極変態レベルですが、よしとしましょう」


三巻目は雨ちゃんの過去話がメインです。
ここまで基本、いい人しか出て来なかったこのマンガに、初めて否定されるべき人が出て来ました。走ることは大事かも知らんが、虐待の手段にするとかありえん。そして過去の話なのに激昂する今中くんは実にいい奴だと思います。
さすが、雨ちゃんの崇高なる「妥協」の結果を背負うだけのことはあります。

そんなこんなで雨ちゃんがひたすらに可愛い巻ではありますが、滝くんのカッコ良さも半端ではありません。俺、女子に生まれてたら惚れてたな（笑）