- Amazon.co.jp ・マンガ (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091871947
作品紹介・あらすじ
時は戦国末期。泰平の世を築くための捨て石として十人の子供が、刺客として
▼第1話/落涙▼第2話/心残り▼第3話/願い▼第4話/言の葉▼第5話/心の枷▼第6話/侵入▼第7話/一連托生●主な登場人物/あずみ(精鋭の刺客として純粋培養された少女)、飛猿(あずみとともに密命を帯びる忍者)、梵天丸(将軍・秀忠の隠し子。あずみに恋心を抱く)●あらすじ/加納率いる敵部隊はあずみの手により壊滅した。だが、戦いの最中、加納に斬られた彦四郎も息を引き取り、あずみは喪失感に胸を締め付けられる。一方、あずみの身を案じ、修業先から領地やって来た兵介は、寺院が焼き討ちに遭ったという話を聞き…!?(第1話)●本巻の特徴/加納を討ち果たし、柳生勢を壊滅したあずみ。だが、またしても戦いで仲間を失ったあずみは、深い喪失感に襲われる。さらに、領地を離れたあずみに再び難題が押し寄せる…!!●その他の登場人物/南海坊天海(亡き家康のブレーンを務めた高僧。あずみを保護し、新たな使命を授ける)、加納(柳生の高官。梵天丸の城主擁立を掲げ、領内の支配を企む)、お鏡("庭内"を仕切る女親分。加納と深い関係を持つ)、千代蔵(お鏡の弟。耳が聞こえないが、長刀を自在に操る手練)、立花彦四郎(あずみの新たな仲間。明朗快活な青年)
感想・レビュー・書評
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天海はダメなのかも…。使命、使命、使命。あずみに無理難題を押し付けている。すぐに代役を呼び寄せて危険な役割を振り、自身は安全地帯。
肩身の狭い思いをしている者を天下泰平のために登用するのではなく、仕事を与える、つくることが大切なはず。天海の地位を維持するためでは?と勘繰ってしまう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ビッグコミックス
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連載期間14年にも及んだ小山先生の大作。物語をどう終わらせるのかずっと気がかりだったけれども、第1部を終え、舞台を幕末に代えてしまったのに震えた。個人的には静音・忠音が出てくる雪国編あたりまでが何度も読み返したのでよく覚えている。登場してすぐ自爆した飛猿が、その後こんなに主要人物になるとは思わなかった。
それにしても、小山先生の描く人物は、悪人と善人の顔の描きかたの違いが凄まじい(意識的にそうしている、と「お~い竜馬!」連載後の武田鉄矢との対談で言っていた)。