忘却のサチコ (6) (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
3.63
  • (5)
  • (19)
  • (18)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 195
感想 : 11
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091876164

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • TSUTAYAレンタル

    新入社員コバヤシにサチコが言う台詞が
    いちいち正解過ぎて参考になる。

  • 怒涛、衝撃、愕然の急展開
    これまで、ドリフばりの擦れ違いや、お粗末なそっくりさんによる翻弄は幾度もあったが、まさか、ついに、サチコと俊吾さんが再会を果たした!!
    まさか、次の(7)で完結なのかしら。ショックだなぁ。でも、この異質なグルメコメディの最重要キーパーソンたる俊吾さんが、半ば偶発的もしくは、何らかの大きな力に導かれるようにして、顔を見せたってコトは、読み手は終わる事を受け入れる覚悟を決めておくべきかもしれない
    にしても、阿部先生、ここは漫画家としての力量を問われるだろうな。基本、この『忘却のサチコ』、読み手はサチコのはっちゃっけぷりを含めたリアクションを楽しんでいたにしろ、心のどっかでは俊吾さんが何故、よりにもよって、結婚式の当日に行方をくらましたのか、を気にしていた
    ほとんどの読み手、特に、サチコに対して同情の念を持っていた女性陣を納得させられるだけの、明確な理由を明らかにできなければ、好感度は一気に下がってしまうだろう
    その緊迫感ある次巻への幕引きは脇に置き、日常(?)パートも十分に面白かった、と私は言いたい
    改めて、サチコが社会人ってのが、この作品のミソなんだな、と感じた
    職場の人間関係に揉まれるからこそ、この大人受けする面白さが生まれるに違いない
    どれも面白いが、サチコの自分の弱さを乗り越えるための奮闘が描かれている、二度目の讃岐うどん巡礼の旅は見所が満載だ。一回目でも、讃岐うどんを食べまくっていたサチコだが、今回は以前よりも麺を啜る勢いが激しい。だが、一度や二度で讃岐うどんの本質が分かったら苦労はない。もしかすると、本気の三回目があるやも?
    また、仕事のトラブルを乗り越えて、社会人として成長した小林くんとサチコの間がわずかに縮まり、彼女の中で小林くんへの好感度がちょびっと上がった(っぽい)、第55歩「ディープすぎるあげパン&蛤の甘辛炒め」も好い。上海料理を取り上げてくれてるってのも嬉しいトコ
    この引用を選んだのは、私の中でも小林くんへの好感度が上がったので。社会人の仕事が全て、頭を下げる事じゃないにしろ、タイミングを誤らないのは大切だ。一ファンとしちゃ、サチコと俊吾さんが元鞘になるより、小林さんとくっついてほしいもんだが

著者プロフィール

1972年2月6日生まれ。静岡県出身。漫画家。
代表作として、『忘却のサチコ』など。

阿部潤の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×