ワイルドマウンテン 8 (IKKI COMIX)

著者 :
  • 小学館
4.61
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本棚登録 : 81
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091885005

感想・レビュー・書評

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  • 本秀康初の長編、ついに完結。
    うーん、このオチには賛否あるかもしれない。
    でもそれに至るまでの伏線がやはりすごい。
    キッチリ回収してまとめ上げられるとね。
    この漫画を読むと男ってのは孤独で寂しい生き物だと痛感する。
    またそういう風に生きなければならんとも思う。
    いくらダメだろうが昼間にいいとも見なければならんし、ヤリ自慢だってしなければならない。
    妄想だって毎日の日課だ。
    ダメ男ってのは大変なんだよ。
    好きな女から金玉蹴り上げられてもなお子供のヒーローでいられるか?
    そんな業をユーモアで描き切った傑作。
    男はこの物語の菅菅彦が提示した生き方をするべきだ。
    ただし下らない男のヒロイズムと退屈なジャズのレコードは打ち抜いて。
    そうして初めて我ら凡人は「明日もまた見てくれるかな?」と問いかけるタモリに向かって「ごめんなさい」と謝罪できるのだ。

  • IKKIで1番好き。フィクションで横溢する伏線にこそ、作者の美意識を求めたい。あまりに華麗な回収からの結末で爆泣き。

  • あいつ、クズだったけど、良い奴だったよな…
    吹き抜けの建物をこんなところで久々に使ってくるなんて。間違いなく自分の中で名作入りです。

    もしかしたら貴方の住んでいる町も「ワイルドマウンテン」になっていた未来があったかもしれない。

  • 15.30/10.17.マンガワンにて。スガさん最高!作者については全く知らなかった。話の振り幅も想像以上で、ブラックユーモア、行きすぎた下ネタ、グイグイ引き込まれるラスト、途中だるくなるサタン星人編も許せる。
    いちいち笑って感動した。コミック欲しい。

  • 菅菅彦に憧れます

  • ついに完結!!
    予想以上にドラマチックな展開で大満足!

  • ★あらすじ★

    地球を守るために日夜活動しつづける“地球防衛軍”。

    そこのエリート隊長だった主人公・菅くんは、超重要任務を大失敗してしまう。地球に接近する隕石を阻止できず、中野に落下させてしまったのだ。

    それが原因で中野に山が菅くんは地球防衛軍を辞め、隕石落下でできた山“ワイルドマウンテン”の町長に就任するが…!!


    ◆Review◆
    なといっても愛すべきキャラクターの菅くんが憎たらしいけど憎めない! ヘンテコな菅くん。運があるんだか、ないんだか。

    いろんな面白キャラが出てきて、シュールな小ネタもはさみつつ…軽快に進むストーリーがすごく心地よかったです。

    ラストはとても切ない展開で悲しかったけどもステキなドリーミーワールドを楽しませてもらいました。

  • 最終巻、もったいなくて、ずっと読めなかったけど、
    しいくんが出張でつまらないから、ついに、買ってしまった!

    うー、菅彦・・・

    わたしは、のほほんとなんとなく終わっても、
    よかったんだけどな。

    ワイルドマウンテン、跡形もなくて、
    思い出もってるのも、読んだ人だけってことかあ。

    ちょっと複雑だけど、6年?にわたり、とびきりたのしみました。

    本さん、最近、絵本とか、
    本やCDのイラストで活躍してるけど、
    どこかでマンガも描いてるのかな。

    こんなに長くなくていいから、長編も、また読みたい〜

  • 一番やってほしくなかった結末。。

  • 香港戦はスゴかった。
    いいともを断つところもすごいなぁ。

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著者プロフィール

1969年京都府生まれ。イラストレーター、マンガ家。1990年よりフリーイラストレーターとして活動。その後95年にマンガ家としてもデビュー。音楽への造詣が深く、音楽誌への寄稿、CDジャケットのイラストレーションも数多く手がける。2014年には7インチレコード専門レーベル「雷音レコード」を立ち上げる。マンガ『たのしい人生完全版』(青林工藝舎)、『レコスケくん』(ミュージック・マガジン)、『ワイルドマウンテン』(小学館)、『アーノルド』(河出書房新社)、絵本『まじかるきのこさん』(イースト・プレス)など著書多数。

「2019年 『あげものブルース』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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