- Amazon.co.jp ・マンガ (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091886132
作品紹介・あらすじ
松本大洋描く少年期作品の金字塔。第3集!
星の子学園――その片隅に放置されたポンコツサニーの視線の向こうに集う子供たち。陽光を浴びながら、彼らは少しずつ、大人の階段を上ったり、立ち止まったり…時には下りたりする。松本大洋渾身の最新作、加速する第3集!!
■園長先生がまだ若い頃――今の「星の子」たちより、ずっと先輩の「星の子」たちが、この園に居た。そして、彼らも一生懸命、生きていた。(第13話)
■園の人気者、まきおさん。しかし、彼も、園の子供たちの背丈ではまだ見えぬ山に前途を阻まれていた。(第14話)
■星の子と家の子――同じ子でも同じではない。同じにはならない。同じでなくてもいい。めぐむにはきい子がいる。みんながいる。(第15話)
■園にテレビ取材が!!永遠と続く日常に入り込んできた非日常が、星の子に、ここではないどこかにある「日常」を思い起こさせる。(第16話)
■純助と笑助が大好きなお母さんのお見舞いに行く。待ち時間は、いつものあそこで遊んでいよう。悲しいことなんか忘れて、遊んでいよう。(第17話)
■春男の悪だくみで養豚場のブタが逃げた!!少し、僕たちに似ているブタが逃げる!!でも、きっとつかまるんだ!!(第18話)
【編集担当からのおすすめ情報】
1、2集に続いて、本巻も限定特装版登場!!今回は、初期から作品内に登場しているように、大洋氏にとって思い入れの強い「特製ミクロマン」付き!!さらに、星の子学園に降り立ったミクロマンのオリジナルストーリー小冊子(大洋氏自身による、カラー描き下ろし16ページ)も付いてくる!!
感想・レビュー・書評
-
第1巻から読み継いできて第3巻です。表紙を飾っているのはきーこちゃんですが、今回、記憶に残ったのは、昔、星の子学園で暮らした西田さんの再訪と園長先生の姿でした。
学園で暮らす子供たちを見つめ続ける園長先生の生きざまが「ワシ、うれしいねん」という繰り言で描き出されていて、胸を打ちました。
ブログにも感想を書きました。よろしければ覗いてみてください。
https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202302230000/詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
めぐむ:マグカップあげる、の残酷な優しさ。
じゅんすけ:おかあちゃんと過ごす時間はほんと幸せそう…
そしてまきおもまた、何かを探してる -
1,2巻ほどではないけど素晴らしい話ばかりだった。テレビの取材の話が特に気に入った
イラスト集が喋ってるみたいな感覚になるくらい絵が素敵
何故か浦安鉄筋家族思いだした -
みんないい人。
-
松本大洋氏の作品『Sunny』の”3”を読んでみた。 今回も超絶、良かったなー。 特に18話のせーやとあの動物に向けての語りが物悲しくて…
-
P18
「オレ、好き嫌いを
善悪で語る人間
苦手やねん」(牧男)
P198
「今は期待するような気持ちを
消す努力をしてる。
裏切られて傷つくのは僕だからね。
望みや期待はなくすことができるんだ」(静) -
今回も素晴らしい・・・のだけれども、読み慣れてきた感覚もなんとなくある。松本大洋へのハードルの高さがぼくのなかで生まれてるのかなぁ・・・。でも全体的にこの巻のエピソードは地味かもわからない。
-
園の子ら,テレビに出る
-
じゅんの爪切りの話がめちゃくちゃきた