- Amazon.co.jp ・マンガ (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091897374
作品紹介・あらすじ
兄と義妹、男と女。ひと夏の純愛物語、完結
義妹・初穂(はつほ)への想いを自覚し苦しむ一(はじめ)と、躊躇せず一を気持ちをぶつける初穂。今までお互いみつけられなかった「居場所」となり、深まってゆくふたり。「高校を卒業するまで、待つ」―――未来への約束を交わすが、悪意に満ちた匿名の告発文が職場と学校に届き……?とめられないふたりと、それを許さない周囲。追いつめられた一と初穂が向かった先は……。静かに熱く紡がれる、かけがえのない〈ふたり〉の物語、堂々完結。
【編集担当からのおすすめ情報】
出会いは初夏。いくつもの雨を乗り越えて、夏の盛りを迎えた長岡。もがき苦しみながらも、お互いの心を確かめ合ったふたりが出した結論は……。圧倒的筆力で描ききる衝動と純情を、体感してください。
3か月連続刊行記念、1~3集を集めて応募すると必ずもらえる漫画小冊子全員プレゼント企画あり(紙版/初版のみ)。
感想・レビュー・書評
-
全てを奪われた三十の男が中学一年生に必死にすがっちゃうのは滑稽で哀れなんだけどどうしても一に肩入れしちゃうので胸が苦しい。
親父とか奥野とかどうしようもない奴(親父は大人である分罪は重いぞ)を憎むこともできようが彼らにもバックグラウンドがあることを想像すれば悪役にすることも気が引ける。というか彼らを憎んだところで何にもならないからな……。
初穂の一への想いも6年後への自信も子供ゆえの世界の狭さや認識の甘さから来るものなんだけどそれが真実であってほしいと思ってしまうから、夢見てる。
結局最後まで初穂に翻弄されっぱなしなんだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
雨の中傘もささない奥野くん。屋上シーンはホラーさながらの迫力。人気者の男子が研ぎ澄ます狂気から目が離せませんでした。主人公よりも奥野くんと異父弟が気になる…
-
事故で体を壊し、音信普通だった父親に呼ばれて田舎に引っ越し、義母が死に、血のつながらない妹と好き合い、父親にやっぱ出ていけと言われ、義弟に階段から突き落とされる主人公。悲惨すぎ。この物語は何を訴えたいのか、よくわからないけど最後まで読んだ
-
そうじゃない、そういって欲しくない。という思いと、でも良いからそのまま突き進んでくれっていう願望が自分の中に吹き荒れた。自分の心がどんどんと強くリンクしていく感じがした。