しっぽの声 (2) (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091898982

作品紹介・あらすじ

ペットの大売り出し――その本当の意味は?

保護犬や保護猫の命をつなぐ場―――

譲渡会に参加した天原士狼と獅子神太一は、

怪しいブリーダーの噂を耳にする。

二人の心に火がつき、一瞬にして燃え上がる使命感。

命の炎がこれ以上消えてしまわぬように

二人はペット流通に潜む闇を突き進むのだが………

【編集担当からのおすすめ情報】
“ペットショップで売れ残った仔犬と仔猫はどうなるのか?”
“ペットショップで《仔犬フェア》と銘打って、割引されて売られることは何を意味するのだろう?”
ペットだからといって、命の重さを人が決めていいものでしょうか?
ペットの命は人の命よりも軽いのでしょうか?

私達が見過ごしがちなところに、ペット流通の大きな闇が見え隠れしている気がします。
商品が大量生産され、流通にのって消費者にわたる。もちろん“不人気商品”が生じる――生体展示販売によってペットを売り続ける以上、売れ残るペットが出てきます。本来ならば殺さなくてもよい命が次々に生まれ続けます。我々はこの悲惨な現実から、目を背けてはいけません!!
食べるものも住むところも、ペットは自らの一生を決めることができません。その総てを人間に委ねて生きています。声なき声に、耳を傾けて寄り添えるのは人間だけなのです。

感想・レビュー・書評

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  • あぁ、いかにも可愛い動物達の来し方、行く末がこれだと思うと。
    スコティッシュフォールドの耳折れ、ってそういう遺伝だったのですか、恐ろしや。
    耳が折れていたからってなんだというの。
    その後、ニュースでホワイトタイガー飼育をやめるという動物園のことを知り、その良心に泣けました。 人間都合ばかり考えやがって。

    あと、三国志ジョーカー張りの女装である。ありがとう、鶴じいありがとう。
    しかし今回、誰よりもすごいのは美々香ちゃんだと思いました。自分には無理である。

    「見捨てられてから死ぬまで・・・
     何を思ってただろう・・・

     みんな優しい飼い主に会うために
     生まれてきたはずだったのに・・・」

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著者プロフィール

京都大学大学院理学研究科博士課程修了。日本分子生物学会会員、宇宙作家クラブ会員。作品に『改訂版 遺伝子・DNAのすべて』『子どものための防災BOOK 』『火山列島・日本で生きぬくための30章 』(以上、童心社)『ポケット図解 ウイルスと微生物がよ~くわかる本』(秀和システム)漫画原作『しっぽの声』『獣医ドリトル』共に小学館)など多数ある。

「2021年 『子どものための感染症予防BOOK』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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