YAWARA! (11) (小学館文庫 うB 21)

• 小学館 (1998年12月12日発売)

作品紹介・あらすじ

可憐なスター猪熊柔の青春を描く傑作長編！

▼第1話／富士子さんの先手必勝▼第2話／健闘 健闘 大健闘!!▼第3話／大内刈りVS裏投げ!!▼第4話／大激突!!▼第5話／救いの神が着いた！▼第6話／不敗神話▼第7話／曇りのちユーゴ晴れ▼第8話／さようならユーゴ▼第9話／果報は寝て待て!?▼第10話／三葉女子の必勝作戦▼第11話／陰謀の正体!!▼第12話／点取り試合▼第13話／キョンキョンの決意▼第14話／キョンキョン命がけ▼第15話／11号の服▼第16話／キンチョー富士子▼第17話／花岡君の甘い言葉●登場人物／猪熊柔（柔道の天才的な才能を持つ女の子。短大2年生）、松田耕作（柔を追い続けるエブリースポーツ紙記者。柔に想いを寄せている）、猪熊滋悟郎（柔の祖父。過去に柔道全日本選手権を5連覇した）、本阿弥さやか（柔のライバル。本阿弥家の令嬢）、風祭進之介（さやかの元コーチ。柔に想いを寄せている）●あらすじ／柔道世界選手権もいよいよ大詰め。無差別級に出場した富士子は大方の予想に反し、絶好調のまま準決勝へと進む。ところが準決勝の相手は、ソウル五輪で柔と死闘を演じたソ連代表・テレシコワ。伊藤は勝つことは諦めており、むしろリラックスして試合に臨む。一方、柔は絶不調。その鍵を握る松田はタクシーで会場を目指すが…（第1話）●その他の登場人物／伊藤富士子（柔に影響され、柔道を始めた元バレリーナ）、テレシコワ（ソ連代表の女子柔道選手。かつて柔に敗れ、強烈な対抗心を燃やしている）、ジョディ（カナダ代表の女子柔道選手。猪熊家にホームステイして以来、柔の良きライバル）

感想・レビュー・書評

[yukimiさんの感想 · 2009年10月24日]

【M】

[ピヨピヨさんの感想 · 2008年5月1日]

登場人物の絶妙な関係と個性の際立ちかたが、『YAWARA!』の物語を鬼の名作に仕上げているなあと、改めて読み返すにつれ思うわけです（全巻一気に読んだら読み応えあった…）。絵も綺麗☆

松田さんの熱さ…。さやかの傲慢さ…。柔ちゃんと富士子さんの友情…（その横で展開する松田さんと花園くんの励まし合いもさりげに良い…）。あの名作『柔道部物語』の対極にありすぎる、お洒落な柔道物語と言えましょう。総じて、僕の最も好きな漫画の中の1冊です。