YAIBA (10) (小学館文庫 あD 10)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (422ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091933805

感想・レビュー・書評

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  • 鬼丸とヤマタノオロチとの決戦は最終局面へ。覇王剣の真の力を引き出した時の演出と、攻撃をすり抜ける回避がカッコよくて好き。その後の鬼丸の切り札・横一文字といい、ド派手な動きで魅せていたバトルの中に、静の空気を取り込んで緊張感を高めるところが上手い。

    その後の覇王剣の本当の姿も痺れたね。王道な仕掛けでワクワクさせてくれるところがいい。過去の回想を交えながらのバトルも熱い!覇王剣のギミックを活かした技ありの一撃も驚きの一手で素晴らしかった。最後はちゃんとオチまで用意してあって、コミカルさを忘れないところがこの作品らしい。余談だけど、この時期に読むと「鬼を倒しに行く刃の物語」つまりこれがほんとの「鬼滅のYAIBA」…とか考えて楽しかった(笑)

    そして、物語最後の御前試合編へ。刃の前に突如現れた妹を名乗る少女・諸羽。父・剣十郎が刃たちの本当の父を殺したという話の真実を問うため、剣十郎が参加するという織田信長御前試合へと出場する。今までは世界を救うためという戦いだったけど、今回はあくまで刃自身のための戦いというのが対照的だよね。しかも頼れるのは木刀のみ。だからこそ、本当の侍とは何なのか、自分が大切にしたいものは何なのかを問われる戦いになったのだと思う。

    倒れようとしない者、騙してでも勝とうとする者、戦うために生かされてきた者、正々堂々と剣を交える者、天賦の才を誇る者、いろんな剣の形があった。そして、最後には宿命のライバル・鬼丸との死闘。恐怖を乗り越え、あの構えで待ったというのが感慨深いよね。ラストもこの作品らしい文字通りのぶっ飛んだ終わり方でよかった。笑いありシリアスあり、バトルアクション満載のエンタメチャンバラストーリー!コナンしか知らない方もぜひ一度読んでみてほしい作品。

  • 『刃開眼の巻』

    『秘義!横一文字の巻』

    『光の聖剣の巻』

    『長き戦いの巻』

    『死闘決着の巻』

    『平和の訪れの巻』

    『真のサムライの巻』

    『少女の正体の巻』

    『にっくき侍の巻』

    『刃を止めろ!の巻』

    『父の形見?の巻』

    『情け無用!の巻』

    『侍VS騎士の巻』

    『ゴズマのパワーの巻』

    『超強化人間の反乱の巻』

    『秘儀・無限の位の巻』

    『幻の秘儀の巻』

    『天与の才の巻』

    『戦いの申し子の巻』

    『幻の太刀の巻』

    『父との再会の巻』

    『最強の師の巻』

    『侍の誇りの巻』

    『天下一の侍の巻』

    『来るか?の巻』

  • 全10巻

    コナンより絶対面白い!

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