自分を好きになれない君へ (小学館Youth Books)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 252
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784092272880

作品紹介・あらすじ

人間関係で最も重要なのは「自分との関係」 自分を好きになれないことで生じる問題に、・自信がもてない・傷つきやすい・劣等感を持ち続ける・周囲とうまく関係を築けない などがあります。 そもそも「自己受容」と「他者受容」は正比例するので、自分にやさしくできない人は、他者にもやさしくできないというのが、心理学上での認識なのです。 10代で自己受容ができず苦しんだ著者が、自らの経験をもとに、「あなたはあなた以外の者になろうとする必要はない」「あるがままのあなた自身を抱きしめることからすべてが始まる」ことを、温かな言葉で説明していきます。 また、自己受容をしていくために必要な3つのアプローチ、1 マインドフルネス 2 自分の中の禁止令を解く 3 心の中に安全基地を築く をどう進めるのか、今日から実践できる具体的なエクササイズを豊富に紹介していきます。 あなたがいまここにいること自体が大きな奇跡であり、それだけでまちがいなく誰かを幸せにしています。 この本を読んだあとには、そのことがきっと腑に落ちることでしょう。

感想・レビュー・書評

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  • このシリーズは、とにかくわかりやすい。
    中高生向けだからだろうけど、頭にも心にもスッと入ってくる。

    第五章 心の安全基地
    第六章 自分を好きになれない君へ

    特にこの二章が心に染みた。
    私も丈夫な安全基地を作ろうと思う。

    人間関係はもちろん、その他でも悩んでいたり、元気がなかったりする中高生には手にとって欲しい。
    私のように大人でも、励ましと勇気をもらえました。
    鉄筋コンクリート製の心の安全基地をいずれ作れたらな、と思っています。

  • すごくタメになった。
    自己肯定感なんて簡単に上がらないと思ってたけど、自己受容を意識すればいいと分かった。
    ・人生で1番長く過ごすのは自分。
    ・自分自身との関係が良くなれば人生はうまくいく。
    ・自分自身との関係が他者との関係のひな形になる。
    ・自己受容:ありのままの自分や感情を受け入れること。
    ・自己受容アップ▶︎自己肯定感が育つ
    ・ナルシスト=条件付きの自己肯定感。有能な自分(doing)、かっこいい自分(having)しか愛せない
    ・優越感というのは不安定。下を見ては傲慢になり、上を見て自信を失う人生になる。
    ・人間の素晴らしさは、存在そのもの、ありのまま(being)
    ・怒りは第二感情。自己受容する力が高ければ、どんな感情でも引き受けて感じることができるが、第一感情(悲しみや惨めさなど)を受け入れられない時に、自己防衛のために無意識で怒りの感情にすり替えられている。
    ・自分の中に沸き起こった感情に対して〈共感〉と〈許可〉を出す。「それは不安になるよね」「不安を感じていいんだよ」

  • 何回も読んで、自分の中に取り込んでおきたいと思った。

    定期的に読み返したいとも思った。

  • 小学館から出ている、中高生向けの新書シリーズの一冊。テーマは「自己受容」。ありのままの自分の「感情」を受け入れることが大切なのだということが参考になった。

  • また★4未満

    編集途中(書いた文章どこいったんだろ...

  • 「人間関係で最も重要なのは「自分との関係」 自分を好きになれないことで生じる問題に、・自信がもてない・傷つきやすい・劣等感を持ち続ける・周囲とうまく関係を築けない などがあります。 そもそも「自己受容」と「他者受容」は正比例するので、自分にやさしくできない人は、他者にもやさしくできないというのが、心理学上での認識なのです。 10代で自己受容ができず苦しんだ著者が、自らの経験をもとに、「あなたはあなた以外の者になろうとする必要はない」「あるがままのあなた自身を抱きしめることからすべてが始まる」ことを、温かな言葉で説明していきます。」

  • 自己肯定感は自己受容によって育ちます。ポイントは、自分が感じていることを自分で受容することです。
    自信は失われることもあるのです。しかし自己肯定感というものは、簡単に失われることはありません。自己肯定感というのは積み上げていくものだからです。自分が自分であることの確かな感覚をしっかり築き上げることができれば、目先の失敗だったり、他人の言葉や行動によって簡単に損なわれることはありません。
    自己受容とは、自分のdoingやhavingではなく、beingを受け入れることです。それは自分が感じていることを受け入れる、自分がいま感じていることを認めて受け入れることです。それが自分の存在そのものを受け入れることになります。
    相手が不機嫌になってしまうんじゃないかと考えてしまって、自分の意見を言えません。つまり相手の感情の責任を、なぜか自分が引き受けてしまっているのです。自分の感情の責任は自分で引き受ける。けれども他者の感情の責任まで引き受ける必要はないのです。
    世の中には、絶対的な正解があるわけではありません。人の数だけ正解があるのです。自分にとって何が正解か、それは自分で決めれば良い。
    “落ち着く“という言葉のとおり、落ちるところまで落ちたら、着地するのです。その着地点こそ、等身大のあなた自身です。そこに着地してしまえば、それ以上落ちることはありません。あとは、大地に確実に根を張りつつ、自然に上に伸びていくのです。

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著者プロフィール

心の専門家、ベストセラー作家。
高校時代は対人恐怖症に悩むが、大学入学後、心理学や東洋哲学、人生の法則の研究と実践によって克服。(株)リクルート勤務を経て、メンタルマネジメントの講師として独立。1999年に心理カウンセラーとしての活動を始める。2003年にはメンタルコーチとしての活動も始め、心理学の手法を使ったコーチングの第一人者となる。また現在、インターネット上で「オンライン自己実現塾」を開講している。著書に、ミリオンセラーになった『鏡の法則』の解説部分に大幅加筆した『完全版 鏡の法則』の他、『「これでいい」と心から思える生き方』、文庫版として『3つの真実』『心眼力』(サンマーク出版)などがある。

「2021年 『マンガでわかる 鏡の法則』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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