新装版 がんばれブライアン (創作児童読物)

著者 : 桑原崇寿

• 小学館 (2010年3月4日発売)

作品紹介・あらすじ

盲導犬になるために、きびしい訓練をうけるブライアン。だが、思いがけない事故で盲導犬失格を言いわたされて-わんぱく犬の活やくを、ユーモラスにえがく愛犬物語。

感想・レビュー・書評

[ka-oさんの感想 · 2022年1月10日]

盲導犬にはなれなかったが警察犬になったラブラドールのブライアンのお話です。

ブライアンは少年の命を救うなどいろいろな場面で頑張っているのですがね。

2010年発行の新装版を読みましたが、元は1995年刊行とかなり古いものですので、「盲導犬をつくる」と物扱いだったり、盲導犬の訓練の挿絵にチェーンの首輪が描かれていたり、暴力的な方法で訓練しているのではと思わせる表現があったりと、不愉快なところがあります。

人間の都合でこんなにあちこち連れまわされることは、ブライアンにとってはどうなんだろうという疑問は最後まで残ります。