- Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
- / ISBN・EAN: 9784092903302
作品紹介・あらすじ
ついに全10巻シリーズの最終巻を迎えます。
グラブス、カーネル、ベック3人の主人公たちは悪魔の侵略から地球を守れるのか、人類を救うことができるのか。裏切ったように見えるベックは、どういう策を考えているのか。まさに小説の魔術師ダレン氏が展開する奇想天外な結末が読者をうならせます。
感想・レビュー・書評
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今までの人生で一番好きな本です。
「気もちをこめて、もう一度」で、1幕の始めの詩が読めるのですが、初めて読んだ時と感じ方が全く違います。これを読んだ時10幕まで読んでよかったと思いました。
悪魔との戦い、が主だったテーマですが、
デモナータはもっともっと深いメッセージ性が至る所に隠されています。必要悪、人の感情、孤独、再生……考えさせられる深い物語です。
さらっと読むだけではもったいない本だと思います。私自身も何度も何度もこのシリーズは読み返しました。その度に違うメッセージを貰っています。
ジャンルは児童書ですが、幅広い世代の方に読んでいただきたい本です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ついについに完結!!
予想外の結末はダレンさんならではですね!!
次の作品が待ち遠しいです。 -
私の中で序盤がクライマックスだった。
あとロード・ロスすきすぎる。悪役というものはこうでないと!! -
全ての終わりを決める。
同じ結末を辿らないように作ろうとしているのだろうが、これは本当に初めての出来事だったのか。
取引に慣れているのか分からないが、デメリットが見つからないぐらい都合のいい話だな。 -
児童小説としてクオリティが高すぎるし大人になってもやはり面白く裏切られない。
まずキャラクターが全て肉厚で、とくにグラブスグレディが狼人間を開放して人間と魔術師と狼人間になったときの性格の変貌ぶりが見事だった。そしてロードロスは悪役ながらすごくいいキャラをしている。基本悪役を倒すみたいなオチが多いけど、そんな単純なものではなく、ロードロスよりさらに強いやつがゴロゴロいたり、手段のために敵ロードロスと組むといった仕掛けも大変面白く、その伏線が物語をより多層的なものにしていた。
また、児童文学によくある子供騙しの甘ったるい話ではなく、たくさんの登場人物が亡くなり、読者も苦痛や孤独を追体験することができた点もまた尊敬に値する。
私はダレン氏の本に出会ったおかげで本が大好きになって、登場人物たちとともに成長した。彼は読書体験とはこんなに豊かなものであることを教えてくれ、その意味で彼はいつまでも私の中で最高の作家だ。 -
デモナータシリーズ10冊目で最終巻。
最後はグラブス視点で。
ベックが裏切ってロードロスト協力し、人間側と最終対決する話。
ベックが実はってのは想像ついたけど、そう来るかという感じがした。
戦況は圧倒的に人類側が不利だということは分かってたけど、ラストは3人が神として世界をリセットして作り直してしまうとは。
しばらくしたら3人が仲違いして色々問題が起こる未来が想像つくんだけども、そんなことはないのかな?
それにしてもデモナータは仲間がすぐ死ぬし、表現がグロかったりと児童書とは言えないと思う。 -
2.5。失敗したらリセットしてやり直し、パターンはどう広げた風呂敷たたんでも釈然としない。やり直したって別物には違いないじゃん!元の人らからしたらベックが鬼なんも変わらないよ!〜てなあたりをガン無視なあたりどうにも現実的な気持ちの無視し過ぎな御都合ぶりが気分良くない。ん〜にしても、3人の結論としては六巻ラストから大幅改変予定なんかな?(確かにそこらからガクンとつまらなくなったが(苦笑))ちなみにダーヴィッシュオジさんとミーラとシャークが好きでした。ああ、あと、知性あると見なせるものにだけ魂は宿るという狭い考え方が何だかんだでも西洋思想だよなあと思ったわ。人間の頭の範疇外の在り方を認めず見下す感じが。
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さいごがなんともな~
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9337. シ (10) 登録番号9563