日本の歴史 平安京の人びと: 平安時代前期

  • 小学館
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784092981041

作品紹介・あらすじ

「日本の歴史」学習まんがの決定版!

第4巻 平安京の人々(平安時代前期)

この巻では、桓武天皇が治めた時代から、藤原氏が台頭してくる平安時代前期の様子を描きます。

桓武天皇はなぜ二度にわたって遷都を行おうとしたのか(長岡京、平安京)。
遣唐使船に乗って中国に渡った最澄と空海は、どのような活躍をしたのか。
貴族達の争いに巻き込まれた菅原道真が迎えた悲劇的な最期とは?
等々、1000年も都が置かれた京を中心に歴史が展開していきます。

また、唐風文化や密教美術など、外国から影響を受けた文化についても、たくさんの史料を元に紹介しています。

【編集担当からのおすすめ情報】
30年以上にわたるベストセラーです。2015年現在、累計発行数は1800万部。あの「ビリギャル」もこのシリーズで日本史を学びました。全23巻をセットで読んでも、興味のある巻だけ読んでもしっかり楽しく学べます。

感想・レビュー・書評

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  • 学生の時に読みたかった!
    歴史はとにかく暗記が多く苦手意識があったけど、漫画に出会ってたらもっと伸びてたのかなぁ、、
    今読むととても面白い。
    それにしても、昔も今も政治は権力争い、我の利権の奪い合いで変わらないんだなぁ(白目)

  • 漫画で平安京(現在の京都)の人びと、平安時代前期(九世紀)を描いたシリーズ4作目は、桓武天皇の功績と、その後、貴族の争いに勝って、天皇の外戚となり勢力を伸ばしていく藤原氏を描いています。

    「日本の文字の歴史」
    日本にはもともと文字はなく、古墳時代の5世紀ごろ、日本語の一つずつの音に、同じ音の漢字をあてはめ、漢字で日本語を書く方法が生まれた。8世紀にできた歌の本「万葉集」でも使われたので「万葉仮名」と呼ばれている。9世紀には、その漢字を少し簡単にした「草仮名(そうがな)」ができ、さらに簡単な「ひらがな」になっていった。進んだ文化を学ぶために中国に送られていた遣唐使が中止され、日本で様々な文化が生まれた時代。和歌や手紙にひらがなが使われ、「古今和歌集」(905年)や「土佐日記」(935年ごろ)もひらがなで書かれた。

    第一章「桓武天皇の政治」
    桓武天皇は、律令制の乱れを正し、朝廷の力を回復させようと努力しました。兵制の改革や、班田収授法(はんでんしゅうじゅのほう)の実施、国司の監督の強化、平安京への遷都などで、政治の立て直しをはかった。なかでも、平安京遷都、蝦夷の地遠征は、彼の生涯をかけた大事業であった。

    第二章「最澄と空海」
    最澄の天台宗、空海の真言宗によって、仏教は、国を守るとともに、一人ひとりをすくうものという性格を強めていきました。その死後、朝廷は二人の功績をたたえ、最澄に伝教大師、空海に弘法大師というおくり名を与えました。

    第三章「応天門の変」
    藤原良房は、承和(じょうわ)の変、応天門の変で、伴氏(大伴氏)や、一族の藤原愛発(よしちか)、吉野らをしりぞけ、勢力を伸ばしていきます。また応天門の変の後、清和天皇の時代に、皇族でないもので初めての摂政となりました。そして養女高子(後の陽成天皇の母)を天皇にとつがせるなど、皇族とのつながりを深め、以後の藤原氏繁栄の基礎を築きました。

    第四章「あらそう貴族たち」
    菅原道真の意見で遣唐使をやめる。
    菅原道真を政治からしりぞけた藤原氏は、次第に勢力をまし、十世紀半ばごろからは、代々摂政・関白となるようになりました。やがて道真を「文」の神とする考えが生まれ、これが鎌倉時代以降さかんになっていきます。

    「唐風文化→国風文化」
    唐風文化は、平安時代中期以降の日本文化。7世紀から9世紀にかけて,日本は唐を中心とする大陸文化の摂取に努めたが,10世紀頃から 12世紀にかけては日本独特の文化を創造するようになる。
    平安時代前期までの文化はあらゆる面で唐の影響を強く受けて発達したので唐風文化と呼ばれ,これに対し中期から後期にかけては著しく日本化されたものとなったので国風文化と呼ばれる。

    【読後】
    平安時代前期は、桓武天皇による平安京への遷都と、勢力を拡大していく藤原氏が描かれています。嵯峨、淳和(じゅんな)、仁明(にんみょう)の三天皇の時代の三十年間はおだやかでしたが、後は争いが続いています。いつまで続くのか。
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    平安京の人びと、平安時代前期
    小学館版 学習まんが ― 少年少女日本の歴史シリーズの4作目
    1998.02発行。字の大きさは…中。2022.10.02~10読了。★★★★☆
    桓武天皇の政治、最澄と空海、応天門の変、あらそう貴族たち、の四章。
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

  • 2009年版。武士の世でなくても権力争いがひどい。

  • 歴史を学ぶにはマンガはかなり使えることを知る。
    文章だけでなく視覚的なものだから記憶の定着が良いのだろうか。
    ただ子供の頃に読んだよりは覚えられない。なにせ子供の頃は脳みそスポンジ状態だった(笑

    ま〜ともあれ、ごくごく一般的な教養を身につけることが目的ならば歴史については良質なコミックであれば充分に事足りる。
    本書は累計1800万部のロングセラーシリーズであり良質でないはずがない(笑

    奈良時代後期から平安時代前期についてまなぶ。
    桓武天皇の政治、最澄と空海、応天門の変などなど。

    特に印象に残っているのは藤原良房だ。
    藤原姓の歴史上の有名人といえば、始祖の鎌足、摂関政治の道長、頼通などであろう。
    良房なんて聞いたこともない、もしくはあるかもしれんが記憶にない(笑

    ただこの藤原良房こそは、名門藤原家のエポックメイキング的な存在であることを知る。

    良房はさまざまな権力闘争にうち勝ち皇族以外ではじめて摂政となった。読み進めつつ当時の暗闘に思いを馳せる。良房は強烈な野心家に違いない。プーチンか習近平か。

    いずれにせよ藤原氏繁栄の基礎を築いたことは間違いない。良房が出なければ我が国の歴史も全く違うものになっていただろう。歴史でタラレバ言えばキリないけど。


  • 勢力争いが始まり出して面白かった。
    みんな陰謀や策略を練ってたのね。



    京都に行きたくなる!
    だいたい150年前くらいまで京都が日本の中心だったのだよね!

    歴史といろんな人の念が詰まった京都!
    そりゃ、独自の文化や価値観が生まれるわ!

    東京も負けるわ!


  • た ③20210608、②20210416、①

  • 夏休み無料公開で読破。面白い。

  • 無料全巻読破チャレンジ。
    民衆の苦しみを描いているのがリアルで良い

  • 参考書やドリルだけでは今一歩ストーリーなく、よくわからなく面白くない。これは歴史の流れがわかり、理解を確かにする。

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