バイリンガルで楽しむ 歌舞伎図鑑 (実用単行本)

  • 小学館
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本棚登録 : 37
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093108430

作品紹介・あらすじ

色彩あふれる歌舞伎の魅力がたっぷり!

演目がわからなくても、役者さんを知らなくても、“眺めるだけで楽しい”歌舞伎案内として大好評の『歌舞伎のかわいい衣裳図鑑』『歌舞伎のびっくり満喫図鑑』(いずれも小社刊・君野倫子著・市川染五郎監修)。
この2冊のエッセンスを1冊にまとめて再編集し、全文に英訳を付けた待望のバイリンガル歌舞伎案内です。

歌舞伎の衣裳、かつら、髪飾り、小道具、大道具を撮り下ろしのカラー写真で紹介していますので、まるで歌舞伎舞台に上がって手に取るかのように細部まで見ることができます。

舞台写真も豊富に掲載しました。
市川染五郎の役者ならではのコメントも、新たな視点で歌舞伎を観る楽しさを伝えてくれます。

英文タイトルはPhotographic Kabuki Kaleidoscope: in Japanese and English (歌舞伎の写真万華鏡:日英バイリンガル)。

英文解説と読み比べていただくのも楽しい、色彩あふれる歌舞伎の世界に浸れる一冊です。

【編集担当からのおすすめ情報】
既刊の『歌舞伎のかわいい衣裳図鑑』『歌舞伎のびっくり満喫図鑑』をご覧になった外国の方々から、この本を見て歌舞伎に興味を持った、これが英語で読めればいいのにという声をたくさんいただきました。

今回、この2冊からぜひともご覧いただきたい要素を集めて再編集し、歌舞伎研究家・翻訳家であり、NHK国際放送“Kabuki Kool”の翻訳やイヤホンガイドでも活躍されている大島明・マークさんに英訳をつけていただきました。
本書が世界中の方々に歌舞伎の魅力と出会っていただくきっかけとなれば幸いです。

本の帯に掲載の英文を以下にご紹介します。

There are infinite ways to enjoy kabuki: costumes, sets, colors, music....
I hope this book will give you hints to discover your own way of appreciating kabuki.

Open this book and it is as if you have stepped up onto the kabuki stage. Lavish photographs of the spectacular costumes, finely detailed props, beautiful wigs and the accessories that decorate them, all right before your eyes. Great for newcomers and also seasoned theatergoers!

Written by KIMINO Rinko/Supervised by ICHIKAWA Somegoro/Translated by Akira Mark OSHIMA

感想・レビュー・書評

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  •  みなさんは歌舞伎の舞台を観たことがありますか?
     テレビでも放送されていますが、実際に舞台で観る歌舞伎は迫力満点、悲哀だったりコミカルだったり、様々な感情が体験できるとともに、当時の文化や風習、生活の様子を見ることができます。また、派手な化粧や衣装、パフォーマンスはエンターテイメント性に富み、観る者をわくわくさせてくれます。
     伝統芸能で、重要無形文化財・無形文化遺産である歌舞伎は、元々は出雲阿国という女性が祖であり、400年以上の歴史があります。伝統芸能というと、なかなか敷居が高く感じるかもしれませんが、実際には時代の流行を演出として取り入れたり、派手な仕掛けが施されていたりと、時代の最先端を行く舞台で、気軽に楽しむことができます。
     そんな歌舞伎の舞台を彩る衣装や小道具・大道具について、日本語と英語併記でビジュアル的に解説しているのが本書です。

     男性が女性を演じる「女形(おんながた)」の美しい衣装、対して、男性の役である「立役(たちやく)」の雄々しい隈取、場を盛り上げる邦楽器、役者を支える黒衣、役者の髪を整える鬘屋など、歌舞伎は様々な人や物で支えられています。それらをひとつひとつわかりやすく解説し、随所にこぼれ話も掲載されています。美しい衣装にもそれぞれ意味があり、その絢爛豪華な衣装にも引けを取らない役者の美しさ、雄々しさは観る者をはっとさせます。また、役者を支える裏方も、皆、誇りをもって仕事をしていることが伝わってきます。

     海外でも大変人気の高い歌舞伎の世界は、元々は庶民の世界からはじまっており、一幕だけ観ることができるなど気軽に観劇できます。まずはこの本で親しんでみてはいかがでしょうか。

    (へろへろ隊員 やまだ)

  • 衣装から大道具・小道具まで、歌舞伎で使われるさまざまなものが、鮮やかな写真と共に紹介されている。英語もわかりやすい。

  • 【展示用コメント】
     英語で言える?いえいえ、日本語でも言えませんから!「武士の誇り 浅葱(あさぎ)の紋服(もんぷく)=Samurai Pride: Asagi Kimono with Family Crests」

    【北海道大学蔵書目録へのリンク先】
    https://opac.lib.hokudai.ac.jp/opac/opac_details.cgi?lang=0&amode=11&place=&bibid=2001693497&key=B154510125613797&start=1&srmode=0&srmode=0#

  • <閲覧スタッフより>
    江戸時代から続く歌舞伎をバイリンガルで解説した1冊。女形、見得、隈取、絢爛豪華な衣装や小道具・大道具などなど歌舞伎の特徴が日本語と英語でわかります。日本が誇る歌舞伎という文化を英語で伝えられる国際人になろう!
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    所在番号:774.6||キミ
    資料番号:20104625
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著者プロフィール

君野倫子( きみの・りんこ )
文筆家/日本文化キュレーター。着物、和雑貨、歌舞伎、和の文化などをテーマに書籍、雑誌、新聞などで執筆する文筆家。
2010年ロサンゼルスに拠点を移し、日本のみならず、欧米、アジアなどで日本文化を紹介するイベントやワークショップなどを開催。
またインバウンドや海外進出のための企業コンサル、商品開発のディレクションなどを手がける。
著書に『わくわくほっこり二十四節気を楽しむ図鑑』『わくわくほっこり和菓子図鑑』(共に二見書房)
『歌舞伎のかわいい衣裳図鑑』『歌舞伎のびっくり満喫図鑑』(共に小学館)など多数。

「2019年 『歌舞伎はじめて案内手帖』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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