子どもが対話する保育「サークルタイム」のすすめ (新幼児と保育BOOK)

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  • Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093114295

作品紹介・あらすじ

サークルタイムにチャレンジしてみませんか いま保育現場でサークルタイムが注目されています。子どもたちが輪になって日常で起こったこと、不思議に思ったこと、行事などについて話し合う活動です。子どもの主体性や協調性、話す力、聞く力、相手を理解する力が育まれるこの対話の時間は、保育者の子ども一人ひとりへの思い、関わりがあってこそ生き生きと展開されます。子どもは自分のことを本気で聴こうとする大人にしか本音を話さないからです。子どもの対話を実践している4園を紹介。サークルタイムにいつから、どう取り組んでいるのかなどの基礎情報、子どもと保育者の言葉と共に写真を交えた実践記録からどのようなサークルタイムにしたらいいかを探ります。ドキュメンタリー映画「こどもかいぎ」に登場する子どもの対話をゼロからはじめた園の保育者への取材。豪田監督の「こどもかいぎ」を撮ろうと思ったきっかけ、1年間の撮影を経て膨らんだ子どもの対話への思いにも注目。「ミーティング」でおなじみのりんごの木子どもクラブ代表・柴田愛子先生と大豆生田先生の対話の力と子どもの魅力についての対談、東大名誉教授・汐見稔幸先生に著者が聞く、子どもの対話の意義と大切さも見逃せません。 【編集担当からのおすすめ情報】 2022年7月公開の映画「こどもかいぎ」(企画・監督・撮影/豪田トモ)を通じて著者の大豆生田先生と豪田さんが意気投合。「全国の園に子どもが安心して本音を語れる場が広がってほしい」という思いでお声がけいただき、本書の発売が決まりました。子どもたちが対話するサークルタイムにこれから挑戦してみようかな?という方から、すでに子どもの対話の実践をなさっている方まで参考にしていただける本だと思います。ひとりでも多くの保育者の方に本書を手にとっていただき、著者おふたりの願いが実現しますように!

感想・レビュー・書評

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  • 切り取られたエピソードや写真は
    どんなものであっても良さげに見える

    でも知りたいのは
    もっとひきで写真を撮ったような
    背景や過程…

    値段に対して内容が薄く感じた
    知りたいことはかかれていなかった

  • いくつかの園のサークルタイム、ミーティングの実践が書かれている
    プロジェクト、暮らし、心情、決め事というスタイル
    歴史のある園と歩み始めた園の実践
    そしてサークルタイムへの意味付けも書いてある

    はじめの一歩や知るという意味ではいいが、この本を読んでもサークルタイムが出きるようになるわけではない
    やはり腕立て伏せ、日々の鍛練が必要である。そこをもう少し書いてほしい。映画のことはよいから。

  • サークルタイムの入門書。
    大切なところや、さまざまなやり方、良い事例と解説。
    難しく考えずに「やってみたい!」と思える一冊だと思う。

  • 子どもの声を聴くって本当に
    文字にすれば簡単だし、それほど難しいことでもないように見える。
    しかし、実際に毎日子どもと接しているとそうはいかないのが現実だ。

    聴くということは相手への信頼から始まる気がする。
    そう考えるとまだまだ自分の中に
    子どもたちより大人の方がアイデアを持ってるという
    無意識ながらの優劣性を持っているのかもしれない。

    聴くーそれは対等な立場だと大人が思ってるからこそできること。
    これは技術ではなくて、その人の考え方だ。

    自分の教育観をもう一度見直したいと思った。

  • 子どもが主体となって話し合いを行い、心の中で思ってる事を素直に発言したり、遠足の行先を皆が納得するように考えたりしていて面白いと思った。
    子どもの安全基地となれる様な場を対話で作ることが出来るのだと学ぶ事が出来た。
    年少から年長くらいの年代で対話(会議)が成立している事に驚き、そういった場を作って行きたいと思った。

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著者プロフィール

大豆生田啓友:玉川大学教育学部教授。1965年栃木県生まれ。青山学院幼稚園教諭などを経て現職。専門は、保育学・乳幼児教育学。日本保育学会副会長、こども環境学会理事。著書に『あそびから学ぶが生まれる動的環境デザイン』など。

「2018年 『BIOCITY ビオシティ 76号 子どものための屋外環境』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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