女のお悩み動物園

制作 : Oggiブランド室 
  • 小学館
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本棚登録 : 677
感想 : 55
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093426183

作品紹介・あらすじ

真面目に生きていれば、悩んで当然

真面目に生きていれば、悩んで当然。
自分のこと、家族のこと、友人、恋愛、仕事、将来--
とはいえ、ひと言で「悩みごと」と言っても千差万別。
本著では悩みを抱えている人の特徴と傾向を16種類の動物になぞらえて、相談事を分類し、悩みごとへの向き合い方や解決方法をご紹介します。
だれかのお悩みが、あなたの悩みを解決するヒントになりますように。

『女のお悩み動物園』で暮らす動物たちは、以下の16種類。
●王子様の登場を待ちわびる未婚ラクダさん
●ガーガー騒いで醜くなった残念なアヒルさん
●人を信用しすぎてしまう不用心なヒツジさん
●冷静に状況を見極めるフクロウさん
●実家でぬくぬく世間知らずのカンガルーさん
●立派な爪をずっと隠したままのタカさん
●忠犬ハチ公のようにご主人を待つイヌさん
●環境の変化にスルリと慣れるヒョウさん
●理解を超えた人を責め立てるヤマアラシさん
●意思表示が怖くて声を上げないウサギさん
●自立心旺盛で人たらしなネコさん
●みんなの陽だまり、穏やかなカピパラさん
●期待に応えたくて弱音を吐けないトラさん
●野心とポテンシャルを秘めたユニコーンさん
●立場の違いでぶつかるトリさん
●美しくしなやかに群れるイルカさん

感想・レビュー・書評

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  • あー、いるいる
    こーいう人って思いながら読んだけど
    特別、面白いとかはなかったなぁ。

  • 47歳で独身を謳歌するジェーンスーさんが
    26歳~42歳のシングル女性の悩みに答えるもの。

    ジェーンスーさんご自身が一番悩んでいたのは
    30代前半だそうです。
    悩みがあるということは欲望があるということで
    それは祝福に値するということなんだそうです。

    とにかくさまざまな悩み相談が、
    なにかしら役に立つと思うので、
    選んで読んでいただきたいと思います。
    一つだけ紹介しますね。

    「取引のある会社の偉い方が「仕事の話をしましょう」と言って食事に誘ってくださいます。とはいえ、ほとんどがプライベートの話で仕事の話はほんの少し。この状態がずっと続くならば丁重にお断りしたいのですが、失礼にならない断り方はあるものでしょうか?」(35歳経営者)

    まず、それがセクハラ・パワハラ案件だとして、
    具体的な対処方法が二つあります。
    そちらは本を読んでください。

    しかしただの自慢話や無駄話なら、
    残念ながらおつきあいするもの仕事のうちかも。
    サラリーマンなら業務外手当をつけて欲しくなる場面ですが、
    自営となると仕事と日常の境界線が曖昧ですから。

    圧倒的に話のつまらない人、プライベートばかり詮索してくる人に有効なのは質問攻め。
    『プロジェクトX』の主人公に見立て、
    武勇伝からコンプレックスまで気持ち良くしゃべらせて、
    こちらは相手のトリセツをつくる。
    ポイントは“女のさしすせそ”を言わないこと。
    その代わりに「負けなしですね!」とか
    「根性ありますね!」とか、男の部下が
    言いそうな言葉を返してください。
    相手に勘違いさせない策のひとつです。

    〈己を男の部下だと思って乗り切れ!〉

  • 自分を知って、もっと好きになりたい。ジェーン・スーさんに聞く「悩み」との向き合い方 | ほんのひきだし
    https://hon-hikidashi.jp/enjoy/123885/

    毎日一生懸命に働く女性をそっと励ますジェーン・スーさんのお悩み相談本、発売決定!|株式会社小学館のプレスリリース
    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000853.000013640.html

    女のお悩み動物園 | 小学館
    https://www.shogakukan.co.jp/books/09342618

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      辛口から脱力系まで。個性の強い「人生相談本」5選 『辛口サイショーの人生案内』 | BOOKウォッチ
      https://books.j-cas...
      辛口から脱力系まで。個性の強い「人生相談本」5選 『辛口サイショーの人生案内』 | BOOKウォッチ
      https://books.j-cast.com/topics/2022/01/17017000.html
      2022/01/17
  • 「あ〜みんな同じことで悩んでるんだな」って思える。
    まさにお悩み相談所。

    読んでいると、めちゃくちゃ聞き上手の先輩に
    話を聞いてもらってる気分になる。

    「悩みゼロ=幸せ ではない。」

    色んなタイプ別、女のお悩みが盛りだくさん。
    辛辣な、だけど愛のある言葉で解決してくれる。
    “こう言う場合はこうしてみたら?”
    “私だったらこうする。”
    みたいな具体案もあって、とっても参考になる。

    「高みの見物気分で「どれにしようかな」と言っている限りは、リスクばかりが目について何も選べないでしょう」
    刺さった…まさに今の私これだわ。

    自分タイプの動物さん部分だけ読めばいいかも。
    他タイプの動物さん部分は、「いるいる。こういう女〜」って感じ。笑 

  • 30代女性の様々な悩みに答えていく
    読みやすいエッセイ。
    共感だけではなくて、こんな人もいるんだーと気づくきっかけにもなった。
    性別年代問わず参考になる気がする本。

    ⭐︎⭐︎⭐︎

    私の「普通」が彼にとっての「普通ではない」なんてことが、多々出てくるでしょう。

    問題なふたりの相違点をすり合わせていく根気があるか否か。
    これって「好きの度合い」とはまったく関係ないんですよね。

  • アラサー女に刺さる内容だった。
    職場にお手本がいなくて、自分がどう仕事と家庭を両立しながら生きていくかということに悩んでいたけど、多くの同年代の女性がロールモデルがいないことで悩んでいることが、わかって少し安心した。
    正解なんてない世の中で、自分らしく生き残っていくために、周りと情報共有をしながら、したたかに生きていかなれば。

  • 自分は○○タイプという動物占い的な内容かと思って読み始めたら全てに該当する気さえしてしまう不思議な本。アラサー以上の悩みは大体同じところに行き着くんではないかと思えてしまう。仕事×結婚×子供有無で最低でも8通りの人生があるけどそれぞれが苦労してるアラサー・アラフォー。マウントせず尊重しあえたら幸せなのだが…まあでもジェーン・スーが大丈夫って言ってるからなんとかなるっしょ!美味しいものでも食べよう~って気分になれば読んだ効果はあったといえそう。「悩みがないから幸せじゃない!」

  • アラフィフの著者が、30代女子のお悩みにコメント。
    うん、うん。いろいろあるけど、大丈夫。

    「悩みはつねに、欲望と背中合わせです。あきらめ上手になると、執着する力は衰え、毎日は生きやすくなります。それはそれで幸せなことだけれど、健やかに欲望の形を把握することが、私をもっと幸せにしてくれるような気がするのです。」
    悩める自分を楽しもう!

  • それって本当に「悩みごと」?
    自分が頑張ればどうにかなる「問題」なのかな?
    「悩みごと」のように見えて実は「わがまま」?
    女たちが抱える悩みを動物の特徴になぞらえて分類された。


    最後の「すべての女性たちに伝えたいこと」のためにこの本が出来上がったのではないかと思えるほど、この章を読んで泣きそうになった。
    女が抱える悩み…その多くはひも解いてみれば社会問題にすべきことをずーっと後回しにされてきた結果で、女はしなくてもいい苦労を繰り返してきているのではないか。
    私が社会に出て12年。あの頃と今とでは、働き方も女性としての生き方も多様化しているし、ほんの少しずつ世の価値観も変わってきている。

    それでも全ての女性が毎日必死に悩みながら生きている現実に、スーさんが「よく頑張ってる」「大丈夫」「偉い」と労ってくれながら解決案を提示してくれる。
    いい一冊だった。

    元アヒル&ウサギの私、読んでいて「あーそうだった」と思い出すあんなこと。今はネコを目指しつつ、いずれイルカになれるように。

  • 期待していた以上に良い内容だった。30代前後の女性にありがちな悩みに対して、明るく回答。「世間の価値観は、必ずしも個人の幸せを約束するものではない」「ルールはシンプルです。輝きに満ちた人生を邪魔するものは、即排除。最優先するのは、つねに心と体の安定と幸せ。やり直しはいつでもできる。」「悩みはつねに、欲望と背中合わせです。あきらめ上手になると執着する力が衰え、毎日は生きやすくなります。それはそれで幸せなことだけれど、健やかに欲望の形を把握することが、私をもっと幸せにしてくれるような気がするのです。」

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著者プロフィール

1973年、東京都出身。作詞家、コラムニスト、ラジオパーソナリティー。『ジェーン・スー生活は踊る』(毎週月~木曜午前11時TBSラジオ)に出演中。『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』(幻冬舎)で講談社エッセイ賞を受賞。著書に『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』(ポプラ社)、『生きるとか死ぬとか父親とか』(新潮社)、『これでもいいのだ』(中央公論新社)、『ひとまず上出来』(文藝春秋)、『きれいになりたい気がしてきた』(光文社)など。

「2022年 『OVER THE SUN 公式互助会本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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